残しておきたい姿を記録したような作品だった。民俗芸能や素朴な山村の暮らし、そして役者の顔。ベテラン役者たちが織り成す悲喜劇に不思議と心が安らいだし、こんな不格好で優しい世界が続くことを願ってしまった…
>>続きを読む原田芳雄の遺作
先日、原田芳雄の追悼バースデーライブに行って強いインプレッションを受けた
それで遺作となった本作を鑑賞
長野県大鹿村で300年の歴史ある村歌舞伎に関わる人々に間に起こる騒動や物…
映画の中で存在した村歌舞伎は実在の代物。
その伝統がある大鹿村の住人善。
そんな折夜逃げした女房の貴子が戻ってきたが、軽度の認知症で状況を把握できないでいた。
特別大げさな展開があるわけでもなく、…
決して卓越しているわけではないが、人を惹きつける魅力がある。
何がこの作品の魅力であるのかを考えていたが、鑑賞後立ち寄った本屋で見かけたちくま学芸文庫刊行の民藝図鑑のタイトルを見て合点が入った。作品…
村歌舞伎が素晴らしかった。
原田芳雄の遺作となってしまったが、肩の力の抜けた良い演技。映画仲間で楽しく作った感じがして微笑ましい。
また、山里の風景も美しく、音楽が良かった。
若い人には歌…
長野県大鹿村で年一回開かれる300年の伝統のある大鹿歌舞伎を軸に、村に起きる盛り沢山の騒動をコメディタッチで描く。
味のある俳優陣が威勢のいいセリフ回しをトントンとして行くのが気持ちいい。
陽の当…
「大鹿村騒動記」製作委員会