ベロニカ・フォスのあこがれを配信している動画配信サービス

『ベロニカ・フォスのあこがれ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ベロニカ・フォスのあこがれ

ベロニカ・フォスのあこがれが配信されているサービス一覧

配信サービス配信状況無料期間と料金
U-NEXT見放題初回31日間無料 2,189円(税込)
今すぐ観る

ベロニカ・フォスのあこがれが配信されていないサービス一覧

Prime Video
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

ベロニカ・フォスのあこがれが配信されているサービス詳細

U-NEXT

ベロニカ・フォスのあこがれ

U-NEXTで、『ベロニカ・フォスのあこがれは見放題配信中です。
U-NEXTには初回31日間無料体験期間があります。
無料体験中は290,000作品以上の見放題作品を鑑賞でき、いつでもキャンセルできます。

U-NEXT
配信状況無料期間と料金
見放題
初回31日間無料 2,189円(税込)
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
2,189円(税込)初回31日間無料290,000作品以上可能4端末600pt(無料トライアル) 付与
邦画作品数
6,600作品以上
洋画作品数
9,200作品以上
支払い方法
クレジットカード/キャリア決済/楽天ペイ/AppleID決済/ギフトコード/U-NEXTカード

U-NEXTの特徴
  • 見放題作品数No.1(※GEM Partners調べ/2023年4⽉)
  • 毎月もらえる1,200円分のU-NEXTポイントで最新作品を視聴可能
  • 映像作品以外にも雑誌やマンガも利用可能
  • U-NEXTポイントを利用して映画館クーポンの発行が可能

U-NEXTに登録する方法

  1. U-NEXT トップページから、「31日間 無料体験」ボタンを押します。

  2. 「今すぐはじめる」ボタンを押します。

  3. カナ氏名、生年月日、性別、メールアドレス、パスワード、電話番号を入力し、「次へ」ボタンを押します。

  4. 入力内容を確認し、無料期間が終了した際の決済方法としてクレジットカード情報を入力し「利用開始」ボタンを押します。支払い方法として楽天ペイ、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払いを選択することもできます。

  5. これでU-NEXTの登録が完了です。続いてファミリーアカウントを追加することもできます。

U-NEXTを解約する方法

  1. U-NEXT にログインしている状態で、トップページ左上のメニューボタンを押します。

  2. メニューから「アカウント・契約」を選択します。

  3. 「契約内容の確認・解約」を選択します。

  4. 「解約手続き」を押します。

  5. 画面をスクロールして「次へ」ボタンを押します。

  6. 画面をスクロールして、「注意事項に同意する」をチェックし、「解約する」ボタンを押します。

  7. これでU-NEXTの解約手続きが完了です。

ベロニカ・フォスのあこがれの作品紹介

ベロニカ・フォスのあこがれのあらすじ

1955年のミュンヘン。記者のロベルトは、どしゃぶりの中でたたずむ女性と出会う。彼女はかつての大スターで、今は落ち目となった映画俳優、ベロニカ・フォスだった。他人の目に脅える姿と妖しい雰囲気に興味を引かれ、ロベルトは彼女を探し始める。

ベロニカ・フォスのあこがれの監督

ベロニカ・フォスのあこがれの出演者

原題
DIE SEHNSUCHT DER VERONIKA VOSS
製作年
1982年
製作国
西ドイツドイツ
上映時間
115分
ジャンル
ドラマ

『ベロニカ・フォスのあこがれ』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8
 ある大雨のガイゼルガスタイクの夜、急ぎ足で歩いていくご婦人の背中に一人の男が近づいてくる。女はドレスを雨で濡らしながら歩いていたが、男はそっと傘を差し出し、2人で薄もやのかかった林を抜け、ゆっくりとバスに乗る。丁重なエスコートに加え、丁寧にも自分から名前を告げた男に対し、女からの返答はない。座りましょうかと穏やかな口調で話しかけるが、その提案にも乗ろうとしない。男の表情はみるみる困惑し、女はその姿に逆上する。この簡単には通じ合わない突然の雨の中の男女の運命的な出会いは、まるで『不安と魂』の老婆とモロッコ人の出会いのように2人のその後の人生を大きく変えていく。けんもほろろな態度に一瞬で忘れ去るはずだった雨の夜の思い出が蒸し返される翌朝の不穏な電話のベルは、ロベルト・クローン(ヒルマー・ターテ)とその妻ヘンリエッテの円満な夫婦生活をもゆっくりと引き裂いていく。嫌な思い出の後にしこたまビールを呑み、泥酔した男は妻に電話を取らせ、自分は呑気にも思いついた詩をノートに書き留める。満足した男は算段を整えて、昨日の女の元へ向かう。

陰影を意識したライティング、蝋燭による間接照明、宝石や硝子ケースの鈍い光などが印象的なモノクロ映像は、いよいよ80年代を迎えたファスビンダーのルックと逆行するかのように新鮮に映る。今作はファスビンダーにとって、1974年の『エフィ・ブリースト』以来のモノクロ作品である。当然ながらここにファスビンダー特有の赤・青・黄色のドギツイ小物や装飾品は一切出て来ない。戦後復興のシンボルとして登場した数々の道具立てを封印し、あえて光と影のコントラストを強調した映像世界は、そのまんま大女優の栄光と挫折の物語を投影していると言っても差し支えない。主人公のヴェロニカ・フォスは戦前UFA社のスターとして活躍したSibylle Schmitz (ジビレ・シュミッツ)という実在のモデルがおり、特に第二次世界大戦以前に活躍した大スターとして知られながら、国有化から敗戦国に陥ることになるドイツの光と影を背負った女優として描写される。まるで『サンセット大通り』を再現するような悲劇的な退廃が繰り返されるのである。彼女の栄光と挫折の歴史をヴェロニカ・フォスはそのまんま背負い、女優としてのプライドや虚栄心から自らのイメージに抗えずに、徐々に現実逃避して精神の均衡を失ってしまう。その精神の崩壊に際し、「モルヒネ」という劇薬が彼女の死を早めることになる。

中盤以降、ふいに登場する精神病院の空間描写に圧倒される。ここでは初期の『出稼ぎ野郎』に立ち返ったかのように、白昼夢のような吸い込まれるような一面白の印象的な漂白された白の空間が登場する。不安も多幸感も同時に呑み込んでしまう圧倒的な白の世界は、彼女のプライバシーを侵害しない代わりに、あっという間に女優としての栄光の副産物である金銭的な蓄えを奪い去る。実際にジビレ・シュミッツは第二次世界大戦真っ只中の51年に原因不明の神経痛を発症し、痛み止めとして劇薬であるモルヒネを常用することとなる。彼女は当時の時価の10倍の値段を支払うことで、女優としての栄光に傷がつかないよう医師に口止めするが、その秘密を嗅ぎ回る男として、雨の夜に傘を差し出したロベルト・クローンという男が立ちはだかる。互いの弱みや秘密を握り合った者同士の集団生活というモチーフは、明らかにファスビンダーの初期のコミューンのような共同生活を風刺しているといっても過言ではない。精神病院でずっと暮らすギュンター・カウフマン演じる黒人の男は、かつてファスビンダーの同性愛のパートナーだったエル・ヘディ・ベン・サレムを想起させる。白人社会への黒人の突然の介在こそは、戦後ドイツ復興の一端を担ったアメリカの影を暗喩的に提示している。ヴェロニカ・フォスを救おうとした男にもたらされた衆人環視の悲劇、そしてヴェロニカ・フォスの栄光と挫折を第二次世界大戦前から見つめてきた脚本家の目を通して、ドイツが戦後復興を通して決して照らすことのなかった暗部を炙り出している。

車で一夜を明かした男の前にふいに現れる両手に牛乳瓶を抱えた精神科医助手の女。親切にもロベルト・クローンに精神病棟の場所を教える親切な老夫婦の現在と未来は、メロドラマの中に起こる静かな波紋として登場する。老夫婦の背景には第二次世界大戦中の収容所での悪夢があり、過去の痛みに耐え切れずに麻薬にすがる。『マリア・ブラウンの結婚』のラストのW杯サッカーを伝えるテレビ中継のように、ここではラジオから皮肉にも復活祭のニュースとあまりにも牧歌的なカントリー音楽が聞こえて来る。ファスビンダーは今作で遂に世界三大映画祭であるベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞し、名実ともに戦後ドイツを代表する監督となった。『マリア・ブラウンの結婚』、『ローラ』と並ぶ西ドイツ三部作の3本目として、早熟の天才ファスビンダーはこれから国際マーケットでの成功を勝ち得るかに見えたが、この数ヶ月後に麻薬の過剰摂取により、37歳の若さで天国へと旅立つのである。
horahuki

horahukiの感想・評価

4.1
個人と国をリンクさせた精神の死!

久々のファスビンダー。1930年代にドイツで活躍し、1955年に自殺したシビルシュミッツの悲劇から着想を得た作品。華々しい女優としての過去と、凋落した今の違いを受け入れられずモルヒネ中毒になる大女優ベロニカフォスと彼女を救おうとするスポーツ記者の奮闘を描く監禁ホラー。

普通に監禁ホラーでビックリした😂理想と現実の断絶に心が耐えられないベロニカは、モルヒネを処方してもらうために自身の別荘や宝石を含めた財産全てを担当女医に譲渡する約束をしていて、女医側も「私があなたの一番の親友よ♫」とか言ってだまくらかして、ベロニカをヤク漬けに…😱

被害者はベロニカだけじゃなくて、過去のトラウマに悩んでいる優しい老夫婦にも「モルヒネ打ってあげる♫」とか言って釣り、死んだら財産を全てもらう遺言が死因贈与か何かの契約をしてるというクソっぷりに腹が立つ!そんな闇しかない病院の院内は強烈な白のみでデザインされ、モノクロの本作ではその毒々しさが対比的に異様に映る。

この2組に共通しているのはナチスドイツの面影。老夫婦はトレブリンカ強制収容所の生き残り。ベロニカはゲッベルスの名前からもわかる通り、ナチ党が72%の株を保有していた映画会社ウーファ(プロパガンダ映画を量産)の看板女優だったために戦後(本作の舞台は1955年)になると映画の仕事ができない。その意味ではナチスの被害者・決して忘れてはならない過去そのものとして設定されている彼女らをモルヒネでヤク漬けにすることで封じ込め、誰も見て見ぬふりをするかのように救いの手を差し伸べようともしない。

ベロニカの過去と今との断絶と同様に、ベロニカを救おうとするスポーツ記者の主人公にも心的に断絶があり、詩人への願望とスポーツ記者の今との解離に苦しんでいる。過去を完全に封じ込めるクライマックスでのベロニカの行動とリンクするように主人公は薬を飲む。戦争が終わってもこれからのドイツはクソ医院のような「綺麗な外観を意図的に装った闇」に支配される。ファスビンダー監督は恐らく「芸術」に未来を託す意図があったのだろうけれど、その「芸術」である詩への思いを薬を飲むことで封じ込め、スポーツ取材へと向かう主人公をラストシーンに持ってきているのは非常にファスビンダーらしい。こんなこと書いたら怒られそうだけど、ナチスとオリンピックの関係を考えると、綺麗な外観を持つスポーツをその例示として提示しているのだろうと思った。知らんけど。

そして昨日の『プロミシングヤングウーマン』と同様に精神の死と肉体の死の関連性についての分析も本作は提示している。精神の死が行き着く先はどこなのか…を個人であるベロニカの向かう先に託すことで、その意図を国にそのまま転換する。非常にペシミスティックな良い作品だと思いました。というかこれファスビンダーの遺作なんやね。良く知らないのだけど、この作品後に自殺したの?自身の芸術活動をベロニカとダブらせる意図があったのかは知らないけれど、何かそういう意味でも意味深な作品…。
“落ちきったら面白くないのよ。落ち始めじゃなきゃ。”

戦時中に名を轟かせた大女優の末路を描いたドイツ映画。ニュージャーマンシネマ時代を築いた1人であるファスビンダーの映像には健在。この人の作品あんまり出回ってないから見れないのが悔しい。

ベルイマンのペルソナっぽいなと思った。

今まで観てきた白黒映画の中でもトップに入るくらい綺麗。

薬漬けにしてでも、承認欲求を満たして過去の栄光に縋らせ続けた方が彼女にとっては幸せなのかも。

『ベロニカ・フォスのあこがれ』に似ている作品

サンセット大通り

上映日:

1951年10月28日

製作国:

上映時間:

110分

ジャンル:

4.0

あらすじ

ハリウッドの売れない脚本家ジョー・ギリスはある日、借金取りに追われて逃げ込んだ屋敷で、隠居生活を送る往年の大女優ノーマ・デズモンドと出会う。彼女から脚本の執筆を依頼されたジョーは、住み込み…

>>続きを読む

バルバラ ~セーヌの黒いバラ~

上映日:

2018年11月16日

製作国:

上映時間:

98分
3.3

あらすじ

フランスの国民的歌手バルバラに扮した映画の撮影を控えている女優ブリジット。彼女はバルバラになり切るため、自身の性格・歌声・ジェスチャー等すべてをバルバラに模し、自分の中に取り込もうとする。…

>>続きを読む

悲愁物語

上映日:

1977年05月21日

製作国:

上映時間:

93分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.8

あらすじ

前半はプロゴルファーを目指すスポコン(原作:梶原一騎)だが中盤から一転。 スターになった主人公に隣の主婦が急接近。江波杏子演じる笑顔のストーカーっぷりが最狂で、 もう夢に出る怖さ。ラス…

>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?

上映日:

1963年04月27日

製作国:

上映時間:

132分

ジャンル:

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.9

あらすじ

名子役として人気を博した妹・ジェーンと、彼女と入れ替わるように実力派女優として評価された姉・ブランチ。だが、ブランチが事故で下半身不随となって以来、姉妹は孤独に暮らしていた。そんななか、酒…

>>続きを読む