がんびーの

ベロニカ・フォスのあこがれのがんびーののレビュー・感想・評価

3.8
“落ちきったら面白くないのよ。落ち始めじゃなきゃ。”

戦時中に名を轟かせた大女優の末路を描いたドイツ映画。ニュージャーマンシネマ時代を築いた1人であるファスビンダーの映像には健在。この人の作品あんまり出回ってないから見れないのが悔しい。

ベルイマンのペルソナっぽいなと思った。

今まで観てきた白黒映画の中でもトップに入るくらい綺麗。

薬漬けにしてでも、承認欲求を満たして過去の栄光に縋らせ続けた方が彼女にとっては幸せなのかも。
がんびーの

がんびーの