あらなみ

巴里のアメリカ人のあらなみのネタバレレビュー・内容・結末

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

退役後、アメリカに戻らず売れない画家としてパリで暮らすジェリー。同じアパートメントには無名のピアニスト・アダムが住み、売れっ子ミュージカル俳優のアンリが時折そこに訪れる。その日暮らしをするジュリーだけれど、富豪のミロに絵を気に入られてパトロンができる。
ミロと一緒に行ったナイトクラブで一目惚れしたリズはアンリの婚約者だった。

ミロの片想いが観てて本当にしんどくて、挙句アンリには女のパトロンは厄介だぞとか言われてんのがマジでつらい。
リズはリズでアンリっていうめっちゃイケメンの婚約者がいるのにいつの間にかジェリーにひかれてて、なんやこの二人って思いながら観てた。
いや、そうはならんやろ。

アンリと一緒にアメリカに渡るはずだったリズ。
リズの気持ちを知ってしまったアンリが辛過ぎるんよ……。
なにこれ。
リズを諦めようとしてミロに色目を使うジェリーはマジで最悪だなぁって。
ほんと、ミロもアンリも、この二人の1億倍幸せになってくんなきゃヤダ。

アメリカのミュージカル映画って、ラスト無駄に踊って終わるんだけれど、ラスト25分くらいずっと踊ってて、考えるな感じろ状態なの、きつかったわー……。

それにしても、アンリにリズのことを聞いてたアダムが、カフェでジェリーが好きな人がリズだって知った時から、アダムとジェリーの歌中もずっと顔芸が最高だったから永遠に見ていたい。
あらなみ

あらなみ