Solidarity

アトランティスのこころのSolidarityのレビュー・感想・評価

アトランティスのこころ(2001年製作の映画)
5.0
R.I.P. ANTON YELCHIN

アントン・イェルチンは27歳という若さで2016年6月19日に不慮の事故で亡くなりました。

彼の魅力は大きな瞳にあります。彼の瞳はいつも私に訴えかけて来ます。慈愛に満ちた瞳はどんな役を演じても隠しようがありません。彼の本質は天使そのものだと思います。その特別な存在は亡くなった後も色褪せることなく残された映像の中で生き続けています。ANTONファンにとってはただそれだけが唯一の救いです。

『アトランティスのこころ』ではボビーとキャロルのキスシーンが強く印象に残っています。それはアンソニー演じるテッドがボビーに発した「君の人生のどのキスもそれには到底及ばない」の台詞にぴったりの最もピュアで美しいキスシーンだったからです。

大きな瞳と整った眉毛で演技する彼のスタイルは大人になっても何ら変わることはありませんでした。少しかすれ気味の声も子役時代から引き継がれていてこれが天賦の才というものなのでしょう。つまり彼は子役時代からすでに名優だったのです。

これまでの数々の名演に惜しみない拍手を心から送ります。

安らかに  アントン・イェルチン
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