ティム・ロスの演技あってこそ
ジュゼッペ監督の演出あってこそ
どちらも欠かせない至上の映画
全編をマックス視点で語ることで1900の自由さとミステリアスさを引き出しているなぁと
1900の生い立ちゆえに普通を知らず
社会に囚われず生きているが船という世界に自ら閉じこもって生きている
自由なようで孤独な彼を理解することは誰にも叶わないだろうし言葉に表すのもなんだか難しい
愛し育ててくれた人がいて
自分の才能を発揮できるものを見つけ
一期一会の出会いがある
こう挙げると人生において十分“足りている”のではないかと思うのです
1900の場合それが地上でなく海の上にあっただけ
この映画ほんとに良いシーンが多くて
ピアノと出会うガラス越しのゆらゆらとしたシーン
マックスの船酔いを治すピアノと荒波のダンス
“I’m not smoking”と言い残したカッコ良すぎるジェリーとのピアノバトル
忘れられないものばかりですがやはりジュゼッペ監督はラストシーンが本当に上手い
ニューシネマ・パラダイスと同じように感情が込み上げて仕方がなかったです