【踊り子へ】
ギリシャ神話とブラジルのサンバを重ね合わせる構成がユニークな悲恋映画であり、カラフルな映像美も素晴らしいロマンチックな名画と言える。
同時代の『ウエストサイド物語』とやってる事はほ…
このレビューはネタバレを含みます
ため息が出るくらい儚く美しい話だった。
神話ベースなんだね、内容はほぼ変わらないけどもラストがオルフェウスと違って人だったからそのまま死んでしまうのがなんともまぁ皮肉な話だと思う。それに対し序盤はサ…
歌は歌われ、人は去り人は生まれる ****
溢れる生命力、ビビッドな色彩、はじけるサンバ、したたる汗と熱狂、日々の労働と生の喜び。そして深い深い闇の深さ、貧しさ、しのびよる運命の影、失意、…
このレビューはネタバレを含みます
幸せははかない
朝露の玉のように
しずかに輝き果ては揺れて
恋の涙のように落ちる
貧しい者の酔う幸せは
カーニバルがもってくる
貧しい者は暇なく働く
束の間の息抜きに
夢の彼方に描くのは
誇らし…
かなり良い。ブラジルのカーニバルを舞台にした群像劇。爆音のサンバ音楽と、素早いティルトアップ・ダウン、パンを多用したカメラワークで画面から生命力が溢れ出る。本作は、「鳥籠」が全編にわたって記号的モチ…
>>続きを読む前半の爆発してるカーニバル前日のテンションから始まり、子どもたちを含めキャラクターがいい。
衣装、映像から映画の魅力にのめり込む。
後半は打って変わって、幻想的に。印象的な照明の赤、スピリチュアルな…
2023年26本目
黒いオルフェ、ジャズのスタンダードナンバーとして知り、昔から好きだったけれど、映画も本当に美しい。ただただ美しい音楽と愛の神話。
ファヴェーラに住むこども達の屈託のない笑顔、そ…
ギリシャ神話、オルペウスとエウリディケの物語をリオデジャネイロに移した前衛的な戯曲「オルフェウ・ダ・コンセイサゥン」の映画版。著者ヴィニシウス・ヂ・モライスはこの映画を酷評していたらしいが。モライス…
>>続きを読む