ゆーくらしく

神の道化師、フランチェスコのゆーくらしくのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・1000本目記念はロッセリーニに捧ぐ
・始まった瞬間から訪れる究極の多幸感と何か凄いものを見ているという圧倒感。精神的なものに近いんだろうが、ある種の教え、聖書の様な神がかり方をしている。(もちろんバザンの影響はあるが)
・フランチェスコ及び周辺人物は非常に人間的だが時に逸話のような奇妙な行動を取り、そのバランスが受け入れやすいというか無骨な宗教映画でも単純なコメディ映画でもない雰囲気を醸成している。
・レンツォ・ロッセリーニの楽曲もとことん素晴らしく、時に壮大で不穏な感覚をもたらす音楽は映画を一つ上の段階へ押し上げる。