ゆーくらしく

錨を上げてのゆーくらしくのネタバレレビュー・内容・結末

錨を上げて(1945年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・序盤の唐突なご都合主義的展開は見ていられない所があったが、中盤からは見入るような展開だった。音楽と映像が非常によく、ありとあらゆる手法で魅せるミュージカルとなっていた。
・少ない登場人物ながら関係性を上手に作り上げ、ときにはすれ違いからのスリリングな展開になる。音楽部分があるため140分と長めの映画になってはいるが、見せ場や盛り上がりの作り方により全く飽きたと言わせない映画になっている。
・狼に憧れるクラレンスと百戦錬磨のジョーの葛藤というプロットがうまく効いていた。

・社交ダンスを心得ているかがいかに重要であるかわかる。
・1945年にこの映画が公開され、情勢の雰囲気が窺える。