Mのゆーくらしくのネタバレレビュー・内容・結末

・ミステリーサスペンスとしても面白いが、ラストの裁判のシーンは圧巻。
・まさしくドイツの情勢を反映しているような映画で、悪人を悪人が捌くことはできるのか、精神障害者を死刑にすることはできるのか、一部だけを切り取って悪だと決めつけることはできるのかなどリアルな正義と悪の定義を突きつけてくる。
・定点だけでなく工夫を凝らした演出が見られる。（顔のアップ、表現主義的、影の強調）
・オープニングも秀逸で子供の純粋さにより社会に蔓延る鬱屈とした空気が強調される。