007　ドクター・ノオ／007は殺しの番号のmのレビュー・感想・評価

ボンド映画記念すべき第一作。ボンド・ガールにはジェームズ・ディーンの元カノ、ウルスラ・アンドレス。

この時代のボンド・ガールは完全に添え物。時代と共に女性の扱いがどう変わっていくかも注目のシリーズ。
本作でのボンド・ガールはカリブ海の島で、貝を拾って売って生計を立てている田舎娘。それで件の島に訪れていてボンドの任務にまきこまれる。後進国の教養もない田舎娘だから肌も露にしているというわけ。

島では自分の天才をないがしろにしてきた西側陣営と東側陣営の両方を恨んだドクター・ノオが、世界を自分の支配下に置こうと画策し、ウランだかプルトニウムだかを使って何やら実験をして西側の邪魔をしていた。そこでイギリス諜報部員のボンドが差し向けられる。ついでにアメリカからもCIAが送り込まれる（けど全然活躍しない）。世界に復讐しようと企むドクター・ノオを相手に、ウルスラ・アンドレスを連れたボンドが放射能まみれの基地で大活躍する。

ドクター・ノオはどー見ても中国系ではないけれど、ドイツとのハーフという設定でなんとかしていた。

このボンド時代のショーン・コネリーはギラギラしていてあまり好きではないのだけど、オープニング・アニメと音楽はさすがの大傑作で、本シリーズ最大の見所。