〖1940年代映画:人間ドラマ:松竹:日本名作映画集〗
1941年製作で、父の死をきっかけに解体してゆく大家族を描いた人間ドラマらしい⁉️
小津ワールドらしい家族ドラマを描いた作品でした。
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まだ「ブルジョワ」なんて言葉が生きてた時代の資産家一家の物語。父の母屋だけでなく、兄弟たちの家も大きいこと…。
末弟が他兄妹にキレてる理由もわかるけど、他兄妹が母・節子を煙たがる理由もわからなくはな…
このレビューはネタバレを含みます
次男、滑舌悪すぎで何言ってるか基本分からなかったけど、男前で決めるところ決める感じなのに、シャイでとても良いキャラクターだった。また、部屋の奥行きを感じる画角、人が奥からやってくる、などがあり、より…
>>続きを読む父の突然の他界によって住む家をなくした母と三女が、兄姉たちの家をたらい回しにされ、その度に心を痛めていく。口ではお体裁を言うけれど肚の底はみな同じ。どれほど遠慮していようとも二人は厄介者なのだ。濃い…
>>続きを読む『東京物語』に先立つ親戚地獄巡り。
『東京物語』の笠智衆と東山千栄子は傷つきつつも超然としたところがあったけど、この映画の母娘はか弱さ、哀れさが先行する。
それだけに、終盤の佐分利信劇場で胸がすく。…
1937年7月に日中戦争がはじまり、小津監督は毒ガス兵器を扱う部隊に配属され上海に上陸(同年12月に南京事件)。翌1938年から南京に駐留。1939年3月に南昌・毒ガス作戦に加わったのち7月に帰国。…
>>続きを読む佐分利信の兄妹たちへの罵倒はやりすぎでドン引き。この怒りこそ小津の本心なのかもしれないが、なればこそもっと繊細に演出すべきではないかと思う。
唐突に海岸へ走っていって終わるのにはびっくりした。出崎統…
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