所謂フィルムノワールって呼ばれている映画は“運命の女性”に出会うところから物語が始まるもんだと思っていたので、この大胆な構成は新鮮だった
2人の出会いに、少々大袈裟だが宇宙的な意志のようなものを感…
【久々の長文レビュー😁】
孤独なFBI捜査官ジム・ウィルソンを演じるロバート・ライアンと盲目の女性アイダ・ルピノが危険な場所(後半の雪山)で邂逅するという裏コンセプトによって支えられている謎多きフ…
刑事というストレスフルな仕事に就くロバートライアンのことも、娘を殺されたウォードボンドのことも、弟をかくまう盲目のアイダルピノのことも、すごくよくわかります。全員に共感してしまう。特にウォードボンド…
>>続きを読む前半の都会でのドラマと後半の田舎町での殺人事件という全く関係のない二つのプロットを、「孤独な人間が愛を求める」というテーマで強引に引っ付ける脚本&演出の強引なテクニックに感嘆。でもそれ以上にバイオレ…
>>続きを読むロバート・ライアンが警官殺しを捜査する冒頭→シベリアに左遷されてからの殺人事件捜査→盲目の女性との恋というシナリオはそれぞれが歪に独立していて、制作時のゴタゴタが現れているようにも見えるが、不思議と…
>>続きを読む 再見。アイダ・ルピノ登場(「盲者視点」斬新すぎる)から濃密な恋愛ドラマに変わるのが堪らない。
……んですが、「ラストで悪役が死ぬシーンで、重機がゆっくり迫ってくるのがすごく怖かったなあ」と思っ…
中盤から映画のテンションとともに映る景色がガラリと変わるのとても良い
帰ってきた街の光とハンドルを握る男の顔で映画が締めくくられた方がどう考えても好みではあるが、あの唐突さ、歪さにこそ映画らしさが…