初期のパゾリーニ作品。
彼にしては珍しく分かりやすい構成や脚本に反してショットは示唆に富んだものが多く、田舎と都会、貧富、男女、母と息子の間にある決して埋まらない不可視のギャップについて技巧的に語ら…
元娼婦と無職の息子を描いたパゾリーニ監督の作品。物質的にも精神的にも貧しさの中で育ってきた母親の子への強い思いと祈りのような願い、十代特有の男子の心模様が生々しく描かれている。私を含めて母子家庭の方…
>>続きを読む娼婦という過去を洗い流し、息子を溺愛しながらつましく生きて行こうとする一人の女性のささやかな願いが、次々と邪魔されていき...まあとにかく開き直りも甚だしいヒモ男にムカつく事この上ないのだが、一方で…
>>続きを読むピエル・パオロ・パゾリーニ監督作。
元娼婦の母親と一人息子の関わりを描いたドラマ。
イタリアの鬼才:ピエル・パオロ・パゾリーニが長編デビュー作『アッカトーネ』(61)の翌年に撮った母子物の佳作で…
このレビューはネタバレを含みます
イタリアの下層階級に生きる人間が、上流の生活を夢見て這い上がろうともするも、思うようにはならない人生の悲哀を描く。
息子を引き取り一緒に暮らすため、娼婦の仕事から足を洗い市場の屋台で働くマンマ・ロ…
パゾリーニ監督作
16歳のモラトリアムを描いた作品かな。将来の夢とかない16歳だと勉強や仕事と向き合えないよな〜……でも16歳までお父さんもお母さんもいなかったら夢とか持てないよな〜…
人間って…
息子と暮らす為に娼婦の仕事から足を洗い、今まで働いて得た小金で息子との新生活に向けて小綺麗に部屋を飾るマンマローマ。
息子と2ケツするバイクシーンは、晴れやかでどこまでも清々しい。
新生活が始ま…
おそらく戦争孤児であり娼婦として生きていくしかなかった母親が、自分の息子を自分とは違う階級へ抜け出させようとする。そのために、娼婦の仲間と協力して息子に上流階級向けのレストランの仕事を得させて、息子…
>>続きを読む初パゾリーニ
たぶんパゾリーニの中ではかなりマイルドパゾリーニだと思われる。
もっと古い作品のように思えるような感じがするが、話がかなりしっかり詰まっていて飽きないで観れるのがなかなか新鮮。
強烈…