毛玉

幸せのレシピの毛玉のレビュー・感想・評価

幸せのレシピ(2007年製作の映画)
4.3
キャサリン・ゼタ・ジョーンズの美貌に震えろ

男だらけのキッチンで、男に負けないようにシェフとして邁進してきた主人公が、姉を亡くした。姉の娘を引き取ることになったが、なぜか料理を食べてくれない。姉の娘との距離感に悩む主人公の職場には、型破りな男性シェフがやってくる。1度にやってきた大きな2つの出会いで、主人公は成長していく。

ベタといえばベタですが、主人公、姉の娘、男性シェフの3人のキャラクターの魅力と素晴らしい演技によってとても入り込めました。
男性社会の中を生き抜いてきた主人公は人間的に魅力がありながらも、プライドがあり少し頭がカタイところがあります。それによって姉娘と距離を縮められずにいますが、その全てをほぐしていくあの男性シェフ。超魅力的です。彼によって全てが解されていき、主人公の魅力もどんどん見えてきます。

ジョン・ファブローの『シェフ』にも通じますが、心を通わせるのに必要なのは美味しい料理なのではなく、それを一緒に楽しく作ることなのです。
結果を楽しむのではなく、過程を一緒に楽しむ。その大切さを伝えてくれている映画でした。

あとは、キャサリン・ゼタ・ジョーンズとアーロン・エッカートのロマンスが最高。ラブラブすぎず、でも甘さはあり、大人の2人らしいセクシーさもある。
アーロン・エッカートが自信作のソースを、目隠ししたキャサリンに食べさせて、何が入っているのか当ててもらうゲームしていることがありました。まず、目隠ししているキャサリンがソースを食べて唇を舐めるところがすけべ過ぎる。そしてバンバン材料を当てられて、その才能と美貌に惚れ惚れしているアーロンの表情。からのキス。ちょっとスケベすぎました。最高です。
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