美しい映像に惹かれて観るようになったアンゲロプロス作品ですが、これは現代のギリシャ悲劇を描いた大作であり、いちばん難解でした。ギリシャの近現代史をおさらいしてから、小国ギリシャの辿った悲劇を心構えを…
>>続きを読む旅芸人一座の旅路から垣間見る、行進や歩行による運動からギリシャ現代史/軍事政権を克明に映す。アンゲロプロス得意の長回しや360度パンショットが超絶。白のテーブルクロスを引き摺りながら浜辺を歩くシーン…
>>続きを読む旅芸人とは即ち、寄る辺なき芸術家だ。
ここでの芸人たちは宿を転々としながら旅を続けていく内に、帰るべき祖国、更にはそれに依拠して形成されていたアイデンティティすらも失くしてしまう。
彼らは生まれ育っ…
最初の1時間がほぼ理解できずしんどかったけど、それでもこの作品は傑作だと言い切れるレベルで凄まじい作品だった。
観終わった後の衝撃が桁違い過ぎる。
とにかく説明が一切なされないまま進んでいくので、…
No.3893
大変に知的体力を要する作品である。
大河の流れのような壮大な映画である。
一度見ただけでよくわからなかったら、何度でも見たらいい。
映画を何度でも見られる幸せを、むしろ噛み締…
登場人物達の顔の識別が難しいのと、いつの間にか時系列が移っているのとで、初見では理解することがなかなか難しかった。
政治的な背景を多分に含んでいたので、当時のギリシャの状況を把握してた方がすんなり…