セリフがほとんどなく内容を理解するのが難しい映画。ギリシャという国にはこんな凄惨な歴史があるのだと驚いた。登場人物が長い時間こちらに向けて語りかけるシーン、線路の上を3人の男が歩いてくるシーン、異な…
>>続きを読む旅芸人とは即ち、寄る辺なき芸術家だ。
ここでの芸人たちは宿を転々としながら旅を続けていく内に、帰るべき祖国、更にはそれに依拠して形成されていたアイデンティティすらも失くしてしまう。
彼らは生まれ育っ…
No.3893
大変に知的体力を要する作品である。
大河の流れのような壮大な映画である。
一度見ただけでよくわからなかったら、何度でも見たらいい。
映画を何度でも見られる幸せを、むしろ噛み締…
登場人物達の顔の識別が難しいのと、いつの間にか時系列が移っているのとで、初見では理解することがなかなか難しかった。
政治的な背景を多分に含んでいたので、当時のギリシャの状況を把握してた方がすんなり…
◎ おまえの目は青い海 夢をつんだ船が次々に難破する 愛という名のちっちゃな港に錨をおろしたがっていた舟が おまえの愛らしい青い目の中に 甘い夢が次々に失われる 暗い夜 おまえの心臓という暗礁に乗り…
>>続きを読む【ヤクセンボーレ】
10代の頃本作と神代辰巳の『青春の蹉跌』をセットで観た記憶がある。正直やってること(手法)が古臭くて退屈だった。内容が政治的なのはいいが、これが当時のキネ旬一位ってどうなのよ?…