このレビューはネタバレを含みます
『Gift』を観に行った際に本作の存在を知って鑑賞。すごく映像に引き込まれた。
物語を語らず、余白を残す静かな展開によって、そこに何かがあると強く思わせて来る作品でここまで語らず、空間や映像や役者…
冒頭、うなぎを食すシーンから始まる。日本の実家感溢れる食卓といういかにも、な場所にて。その図は小津安二郎を彷彿とさせつつ、色の濃さは中国や台湾映画も意識させる。この映画に台詞は少ない。時の変化も、物…
>>続きを読む冒頭のリカの顔はなにかにおこってるのかなと思うくらい、少しバリアを張ったような鋭い顔をしていて、最後まで見終わってふと、最初のあの顔を振り返るとあれ別人?と思うくらい、家族のかたちに対峙して掻き乱さ…
>>続きを読む濱口竜介監督の新作『悪は存在しない』と『Gift』という映画で主演を務めた大美賀均さんの初監督作ということで観に行ったのだが、若いのに随分と老成した作品で、煤けた色はかつての台湾映画のような雰囲気…
>>続きを読む目に見えないものが確かにそこに映っていた
分かりにくい、、、だろう。だけどこの感覚は、必ず全員が知っているはずだ。
あなたが誰かと向き合う時、それはいつでも存在しているはずだから。
常に「私」と「…
リカ(澁谷麻美 )は、母(黒沢あすか )の再婚相手の兄の養子になることに。精神疾患のある養父の妻(松田弘子)、養父自身も末期ガンを抱え、共に過ごすことになったリカ。やがて養父の死去。家族の結びつきと…
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