目暗になって、孤独を知り、1人残される女の辛さを知る。
そして、自分の目を突き刺した女房を許す。
全体志向から個人志向へまるっきり人格が転換していくために、盲目化という絶対的な身体変化を利用した脚…
増村保造監督&若尾文子による。
日露戦争直前のとある小さな村。老人の妾であった女性が故郷に帰るが、村八分にされる。模範兵と称される村随一の男と恋に落ちる。
「模範兵」「恐ろしい女」🔔
暗い、重…
17歳の時に貧しい家のために嫁に出されたお兼は 結婚相手が死んだ後も、自身の美貌により周りからはあることないことを言われる始末。父親も死に、母親も死に、陰湿な土地で村八分にされた彼女に手を差し伸べた…
>>続きを読む目潰しだからギリ反戦映画として留まっているように思えるが、切り落とす部分が性器であればメンヘラ映画として確立されている。しかし、本当に異常なのは若尾文子ではなく目潰しされても惚れ込んでしまっている田…
>>続きを読む夫を戦争にとられた女の愛と狂気と孤独。
下卑た村人達の容赦ない侮蔑に晒されながらも夫の帰りを待つお兼。とにかく見ていて胸糞が悪く不憫に思うと同時に、村社会や軍国主義の暗部を克明に描く本作の表現力に脱…
きよさくと思ってたらせいさくだった。
苛烈極める戦時中のおかねのアクションに顔をしかめざるをえないものの、愛が故の行動だとするのであれば致し方なし。
韓国の巨匠たちがこぞって評価するのもうなずける、…
このレビューはネタバレを含みます
綺麗事ではなく、真実の愛を観た。
何としてでも愛する人を放したくない者による常軌を逸脱した行動が、自分自身の欲だけではなく真実の愛へと導いたからだ。
老人の愛妾として長年囚われの身であったお兼(若…