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西湖畔(せいこはん)に生きる
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『西湖畔(せいこはん)に生きる』に投稿された感想・評価

ギルド

ギルドの感想・評価

4.0
【その絵面でI.W.G.P.の洋七の回やるのマジ??】【東京国際映画祭】
■あらすじ
中国緑茶の産地として有名な西湖の沿岸に暮らす母親と息子の関係を軸に、経済環境の変化の中で揺れるひとつの家族の姿を美しい風景の中に描く。

■みどころ
東京国際映画祭で観た映画の中で一番「そのポスターと雰囲気と全然違うんだけど!?」な映画でした。
グー・シャオガン長編2作目で前作デビュー作の「春江水暖」と世界観的に地続きになっている。
前作との違いは俳優が豪華になったこと、映画としての展開が明るくなったことで春江水暖とはテイストが全く異なる映画になっている。

主人公のウーリェンは茶の栽培が盛んな西湖畔に住んでいる。
ウーリェンは就活を進めている事を茶畑で働いている母に告げるが、それでは稼げないから掛け持ちしなさいと言う。
一方、ウーリェンの母はオーナーの息子に手を掛けた冤罪でクビになる。
そんな矢先に辞めた友人と共にバタフライ社の講演に参加する。バタフライ社の講演はとにかく盛んでバスに乗ってもバスガイドはハイテンションで、レクリエーションでも豪華な暮らしと豪華な演出で迎えてくれる。
バタフライ社では足裏シートという湿布の強化版みたいなのを売る話を聞き、その話に母はどんどんのめり込んでいく。
一方で、ウーリェンは介護士として働き出すが母と会話していく中でバタフライ社のやってる事がもろマルチ商法な事に気付く。
やがてウーリェンは母が家を売り払った金でマルチに加担していることを知るが…

本作はポスターの絵面から予測できない「お前の母ちゃんマルチ商法のカモだぞ!一刻も早く母ちゃんを助けなさい!」というミッションを課せられた息子の物語である。
それこそ昔、ドラマで観た「池袋ウエストゲートパーク」で真島誠の母親がねずみ講にハマって救出しようとする「洋七の回」に似ている。
俳優の豪華さ、マルチ商法の元締め「バタフライ社」のセットデザインから分かる通りとにかく豪華で金をかけている感が凄く伝わる。

そんな絵面から繰り広げられる「今どきのマルチ商法の典型的なシーンをド派手にコミカルに映すのマジかよwww」なコメディに昇華させていて、そこが観てて面白かったです。
監督や俳優陣とのトークセッションではマルチ商法を使ったマルチ商法に関わる人間模様のメッセージ性について説明されていたけど、個人的にはメッセージ性よりも絵面の滑稽さが上回っていてコメディとして凄く面白い映画になっていると感じました。
一番草生えたのはウーリェンが警察にチクった時に母の「稼げなくても幸せなら良いじゃない!」「金で幸せを買った」と逆ギレするシーン→バタフライ社でのスピーチにて母「私はかつて茶を摘んでいたけど、今は茶を飲む立場よ!」
身内に経験者がいるな?

あと母ちゃんの多種多様な表情と演技が素晴らしく、そういった意味でアジア映画の娯楽作として日本公開されて欲しいと思える一作でした。
[] 70点

グー・シャオガン長編二作目。山水絵巻第二巻。前作『春江水暖』はカンヌ批評家週間でのプレミアだったが、本作品はなんとTIFFでワールドプレミアとなった。カンヌに落ちたと言ってた人がいたけど、今年の春に撮り始めたらしいので結構早い段階でこの時期(かそれ以降)のプレミアを考えてたんじゃないか。あと、ずっと『草木人間』と思っていたのだが、『草木人间』だった。"人间"は人間の意味はなく、この世みたいな意味らしい。樹木マンではなく、草木溢れるこの世界、的な。物語は杭州西湖畔にあるお茶畑で働く貧しい母親と大学生の息子が、一攫千金を狙ってマルチ商法に飲み込まれていく様を描いている。冒頭の"長いトンネルを抜けると茶畑であった"みたいな長回し(一部映像がカクついたのは一発撮りだからか)はやはり見事で、山神を起こすという登山を経由して夜明け前の茶畑を滑り降りる、自然から人間へというフォーカスがスムーズに展開される(wakeの希求はこれ以降も繰り返される)。しかし、物語は急速に自然云々から離れ、醜い人間の搾取合戦へとシフトしていく。あまりにも詳しく描かれるので、これは監督の近親者が巻き込まれた恨み節がかなり入ってるんじゃないかと邪推してしまう(インタビューでは親戚が関係者だったと明かしているが、これは自分が息子の立場だったというレベルだろ)。中盤のマルチ集会における露悪的なテンションの高さはギャスパー・ノエ『CLIMAX』みたいなバッドトリップ味があり、母親の行く末を案じる観客を更に消耗させる。人の回りをグルグル回るとこ『ミッドサマー』にあったような?序盤の茶畑で再婚云々の話をするとことかカメラ動かしすぎだし、たゆたうカメラ動かぬ自然という対比も本作品では頭とお尻にしかないので、人間を撮るには少々見辛い映像になっていた。でも、エンクレは今年ベスト級。梅林茂最高すわ。フィルメックスで前作上映後に一緒に撮った写真の無邪気な監督と今の監督の疲れた感じを見比べるに、色々あったんだろうなぁと思うなど。上映後、友人が"三部作の構想は『春江水暖』以前から決まってたって言ってたけど『草木人間』撮るにはあたって変更したりしたんかな?"と言ってたので誰か訊いといて。
Omizu

Omizuの感想・評価

3.7
第36回東京国際映画祭コンペティション部門

『春江水暖』で電撃デビューを果たした新星グー・シャオガン監督新作。

話も語り口も前作と全く違ってびっくり。もっとスローな人間ドラマかと思っていたら、マルチ商法にハマった母親を息子が助け出す話だった。

素直になかなか面白かった。グー・シャオガン、こんな演出もできるんだと幅の広さを証明してみせた。

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