キャメラは魂となって森を巡る。多層的に折り重なった時間と生命の襞に入り込んで、立ち会ったひとつの瞬間だけを映し出す。澄明な水面を湛える湖、そぞろに影を落とす枝葉、鹿の朝靄に勇み立つ瞳の漆黒...そこ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
濱口竜介監督は脚本が面白い監督だと思ったから会話劇も面白くて驚いた。
車内の会話で一気に高橋さんが好きになった。
一転してラストシーン、上から来たものは大きくなって下に影響を及ぼすみたいなことを区…
この世はバランスでできている。
雄大な自然を舞台に、人間のあるがままを映し出す。長回しの会話劇や独特のカメラワークなど、すべての描が計算され尽くされていて、世界観に惹き込まれた。
個性的な登場人…
幕開けから美しい自然の映像の数々に目を見張り、耳が澄まされる。荘厳な劇伴と共に、鮮明に流れゆく木々の枝。川の音だけが僅かに聴こえる静けさ。静謐な自然を捉えた映像の数々を見せる幕開けに、全身が包まれる…
>>続きを読むミステリアスであれば賞を獲るのかい?話法が「国際的に芸術的」とみなされるということ?ホラーをやりたかったのもあるのかな?
えっ!?てなったけど、まあ意外に気持ちいい置いてきぼりではあった。
会話の変…
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