このレビューはネタバレを含みます
増村保造・監督、サスペンス映画ではなく、職業モノのドラマとしてよく出来たストーリー。さすが⭐︎菊島隆三・脚本だ。
保守的な町の若き新聞記者が、市長選挙のスキャンダルから町の腐敗に気づき、仕事の奥深…
面白いなぁ! 社会派サスペンスとしての強度は低いが、和製ハードボイルドとして見れば一級品の傑作。増村保造は映画を撮るのが巧すぎ。軽快なテンポのカメラワークと編集で物語をぐいぐい引っ張っていく。流れる…
>>続きを読む山村聡ってジーン・ハックマンと同じで、自身はリベラルなのにガハハ系保守オヤジの役が似合ってしまう。
対する川口浩の困り眉がまたいかにも青臭くて良い。
カビの生えそうな湿ったカラーが魅力の、この時代…
引くほど面白い。いままで観た増村の中で五本の指に入るのでは?
冒頭から終わりまでタバコの火をつけるという一貫した運動で演出をしている。また口笛もやたらと効果的に使われており山村聡が登場して西部新聞社…
再見。
増村の特徴のひとつに企業ものが得意という側面がある。これはストリッパーと革新議員のホテル殺人から、汚職まみれの地方都市を舞台に、それを暴く新聞記者の活躍を描く。正義の裏の泥模様が一筋縄ではな…
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無音演出が特徴的で画面に緊張感の演出。ただ序盤〜中盤まで今ひとつピリッとしない、川口が叶に「良い身体してるね」とセクハラ発言したかと思えば頬をつねって印象づける。川口はキザな演出をさらっとやっても許…
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