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大傑作。ビクトル・エリセ長編四作目。1992年の『マルメロの陽光』以来31年ぶりの新作長編。それで170分は張り切りすぎだろ。映画は1990年に製作されたという劇中劇『The Farewel…
歌のことは覚えている。
名前が変わることもある。
本来与えられた名前より、勝手に呼ばれるようになった呼び方に愛着が湧くこともある。
全てを忘れてしまったとしても、スクリーンで見たあの瞬間から何…
『瞳をとじて』
映画監督ミゲルと未完作の主演俳優フリオとの失われた絆。
昔からの映画を愛する一個人として、アナログな映画の力がきっと奇跡をもたらしてくれると願わずにいられない。
アナ・トレント…
まずファーストカットから、あれ?予告と違うぞ、と思わされるフィルムの質感。「ミツバチのささやき」でも観たような少し離れた距離からの建物の外観。エリセの映画が始まるんだと言う高揚感。
一連のシークエ…
ビクトル・エリセのフィルムを観て感動するのはなぜか。そこに愚直なまでに真摯な映画体験が描かれているからである。
『ミツバチのささやき』の少女は、巡回上映で観た『フランケンシュタイン』の物語にひどく魅…
このレビューはネタバレを含みます
数年前にマルメロ、去年にミツバチ、本作の鑑賞数時間前にエルスールを鑑賞。
エリセの不在を感じるいとまは無かったにも関わらず、再会の嬉しさと新鮮な展開を楽しむ終始幸福な時間だった。
カウリスマキもだけ…
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