寺町今出川

花腐しの寺町今出川のネタバレレビュー・内容・結末

花腐し(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場での見逃しがNetflixに来たので鑑賞。「火口のふたり」の荒井晴彦作品。火口…はとにかくヤル、急かされた様にヤル、お互いの渇きを癒やす様にヤル映画だったと思うが、花…もそこそこヤルのでびっくりした(タイトルから何んとなくしっとりした話だと思ってた)が、寂寥感があり強い喪失感も感じた。ただR18だし性愛描写苦手な方は観ないで下さい。花腐し(はなくたし)と言うじっとりとした雨が花を腐らせると言うタイトルが全体を上手く表していると思うし、終盤の幻想的な展開にも合ってる気がする。2人の男が語る1人の女性に対するクズ会話は見ていて男の滑稽さ哀れさ、結局彼女の事をわかったつもりになっていただけなのでは?をありそうな感じに上手く表現していたと思うし、中心にある女性さとうほなみが自然体で凄く良くて切ない。そして、天気の良い日に歩いてて目の前から向こうがいきなり雨になってるのに出くわすシーンは印象的だったし、終盤の畳み掛けと観客に解釈を委ねてからのエンドクレジットでのシーンでは色彩の使い分けと歌がエモく、思いがけずウルッとなった
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