寺町今出川

猿の惑星/キングダムの寺町今出川のネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

約2時間半の大作、猿と人間と言う側面だけではなく、各猿のキャラと猿の世界の猿同士の闘争の悲劇とかが掘り下げて描かれているので致し方無しか。そして猿と人間と言う違う存在同士の差別・支配・共存・闘争と言うテーマは最初から変わってはいないと思う。異種間の争いと言うモチーフのSF映画ネタとしては永遠に使われる題材かも。今作ではシーザーの死後から数百年後の時代設定となり時間軸的に元祖猿の惑星の1に戻った様な感じがした(猿が支配する世界)そして猿の人間狩りの時に初めて喋る…は1作目オマージュだと思うし、終盤人間の残した物の中に喋る人形も1作目で出て来た記憶がある。終盤の驚く様な展開は今後の人間と猿の共存に不穏な匂いを残し、終わり方を観るとここから新たな世代の猿の惑星が続くという感じがした。元祖5部作から計10作品観て来たが、個人的には元祖の1と3、新の3作品全て…が好きかな。そして今作もかなり良かった。
「人間は信用ならない」
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