アップリンクでポスターを見て絶対に行かなきゃと思ってたのにタイミング逃し続けた
光石研とふくふくの柴犬。これ以上穏やかな映像はない。
他人は変えられない
人間は何事も期待したらいかんのですよ
「他人…
冒頭、高齢の父親が入居している施設に手土産を持って訪問する光石研演じる息子が、おそらく父親に向かって声をかける。だが、視線の先にいるであろう父親をなかなかカメラは映さない。そして横並びになった父親と…
>>続きを読む認知症ってのはひとつの要素に過ぎなくて、それによって今までの人生をえぐられていく、なかなか重い映画だった。
良かれと思って取ってきた言動が、時間が経ってからすごく無責任でおざなりなものだった、と気付…
あらゆる不可能性の残酷さをどこまでも厳しく丁寧に浮かび上がらせる。安易な深刻さや問題をこれみよがしに提示することなく、安易な救いや希望も描くことなく、ただひたすらに年老いた男に対する世界の残酷さを切…
>>続きを読む冒頭の工藤遥との会話から視線をやるやらない、といった切り返しの面白さが詰まっている。父親の様子が変だから視線をやり、変だから背けてしまう。
切り返しがメインながら単調にならないよう、決めるべきところ…
GEOでレンタルして日本映画『逃げきれた夢』を観ました。
素晴らしい作品でした。
でも、ふと思いました。もしもこれを二十歳の時に鑑賞したら、
「退屈な映画だ」
と一刀両断していたかも、と。分かりませ…
オモんない…。なぜなら、本作はオモんないオッサンの実態と再起を長回しで捉え、オモんない人間とは何たるかを提示しているから。それ故、オモンないことこそ本作の面白さ。このオモんない面白さは傑作級。だが、…
>>続きを読む©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ