味噌のカツオ

夜明けのすべての味噌のカツオのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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あんな急に怒り出す人なんていない。あんなに人の話を受け入れない人なんていない。あんなに物わかりの良い人なんていない。
あんなにアットホームで優しい職場なんてない。

見ようによっては そんな風にも見えるけど。
正しくは“身近にはいない”だったり“会ったことはない”というだけで。

実際には それらの病で悩みながら暮らしている方も多くおられるはずですから。こうして認識というか理解を深めておくこと、とても大切だと思います。

ドラマとしては藤沢さん、山添くん。時々不安定になりながらも、(今の映画なら当然ですが)安易な恋愛要素などもなく、日常を重ねていって。
最終的にはそれぞれの進路を見つけていくことになるんだけど。

時には大変なこともあるかもしれませんが、各々に合った生き方ができれば、それがベターなんじゃないかな。生きていくこと、毎日の事だからね。

変な例えをするなら、これをテレビドラマ化してもつまらないだろうな。
そんな大きな出来事が起こらないので、来週も見ようという気にはならないだろうから。

でも映画館で、あの会社の皆さんと一緒に、優しく寄り添うように過ごす2時間は、思いのほか心地よかったです。
ホントに見て良かったと思える作品でした。

ポテチの最後のかけらを流し込むように食うのサイコーw
味噌のカツオ

味噌のカツオ