ざっくり言うなら、マルコという青年を軸に、その兄、妹、そして貴公子が争奪戦を展開ということになりますが。
その事情であり、真相はなかなかのストーリーがありまして。
よくもまぁこんなシチュエーションと、こんな作戦を考えるもんだと。また そこで繰り広げられるアクションでありバトルもしっかり見応えありますし。
ここまでの設定にせよ、コメディテイストも織り込んだアクションにせよ。とてもじゃないけど日本では製作できないだろうね。
やっぱ こういうことさせたら、韓国映画ってすごいなと感心することしきり。
そんなこんなで この顛末は一応の決着がつくわけですが。
さらにエピローグとして「なんだよ」と言いたくなる 小さな展開が用意されていて。どうやら貴公子さん元気そうなので、もしかしたら続編もあるのかな。
そう思わせるぐらい大満足の作品でありましたが。
この作品の 取っ掛かりとなる ひとつのキーワードとして「コピノ」という言葉が登場します。
あまり意味もわからず「ふ~ん」としか思わなかったけど。
これ調べてみたら、結構 えげつない社会問題に関わってくるものだったんですね。
今でこそなくなった? 減った? かもしれませんが、日本でもそういう遊び方は横行していましたから。
映画としては 面白かったけど、それだけじゃないって点にも 今作の深さを感じずにはいられませんでした。