キューバの歴史を下地に宗教と悪魔と自由と混沌を生々しく白黒の世界で描く。
「聖職という立場に酔う者に悪魔は内在しないのか」
対等さの無い人の中にこそ悪魔は住み着き宗教を支配とコントロールの道具に使う…
正直コレで2時間はキツい。
密輸と異端、悪徳に汚染された町を捨てて不便な地域に民を移動させようとする狂信的な神父と、酒に酔い悪徳の限りを尽くす主人公を対比させ、後者をキューバ革命へと連なる革新者の系…
初アレア、これだけの動きと激しさがあれば、まず楽しいはず。印象に残ったのは前半で覗いてた女性が憑依されたところと、そのあとの集団での憑依からの豚。あとは神父が火のついた薪をぶん回すところ。フアンとマ…
>>続きを読む出エジプトを再びと言いながら、約束の地の選定を賽の目に委ねる姿は、語弊は承知のうえで、宗教さもありなんであろう(人の命はおろか罪なき小豚まで手にかける信心の暴走を拒絶したい以上の意味はない)。
怒…
原題“Una pelea cubana contra los demonios”を直訳するなら、『悪魔に対するキューバ(風)の戦い』といったところか。
キューバ革命の300年前、植民者たちの村を襲う…
かなり高カロリーなゲルマン的混沌・猥雑さ。演者とカメラの運動量が120分間呼応し続けるもんだからもうヘトヘト。凝り固まった教理への反動を一人の地主に仮託、詰まるところ彼はアレアなのか?1度じゃ咀嚼し…
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