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パスト ライブス/再会のwoosのレビュー・感想・評価

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
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TOHOシネマズ新宿にて字幕版を鑑賞。
2024年新作劇場鑑賞19作目。
客席はほぼ満席
テーマ「袖振り合うも多生の縁」

[全体として]
公開から結構経っている割には結構お客さんが入っていた印象。
まあ1日1回しか回していない映画館が多いので、比較的見やすい時間帯のこのスクリーンに人が集まったということか。
お話的には、ソウルで暮らす幼馴染の小学生ノラ(テヨン)とヘソンは、ノラのカナダへの引っ越しで離れ離れに。
12年後SNSで繋がり毎日のようにスカイプで話していたが、夢を追うノラはヘソンに会いたい気持ちを封印するためしばらく連絡をとることをやめようと提案し、ヘソンは納得しないながらもそれを了承し、さらに12年の月日が流れる。
ノラへの想いが抑えきれないヘソンはニューヨークへ引っ越したすでにパートナーがいるノラの元へ会いに行く。みたいな話。

[良かったところ]
冒頭のノラ、ヘソン、アーサーの3人をいったいどういう関係なんだろう?とまるでこの映画を見ている観客のように推察する対面にいる別の客たちの会話からこの映画は始まる。この場面はまるで絵画のように印象的で象徴的な場面だと思う。どんな人の人生も絵画のように美しいということだろうか?
多くの人が親しかった人や、好きな人と離れ離れになる経験を持っていると思うので、この映画を観るとそれを思い出すのではないだろうか?
あの時こうしていれば、あったかもしれない人生のページがありありと描かれていると思う。


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ふとした時に見返したくなるような豊かな映画だったと思います。
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