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夏の終わりに願うこと
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夏の終わりに願うことの作品紹介

夏の終わりに願うことのあらすじ

7歳の少女ソルは、母親のルシアに連れられて祖父が住む郊外の邸宅にやってくる。今日はここで父トナの誕生日を祝うパーティーが開かれるのだ。やがて親戚たちも集まり、パーティーが始まる。だが、癌に侵されたトナにとって、それは最後の誕生日パーティーとなるものだった…。メキシコの新鋭監督リラ・アヴィレスの長編第2作である本作は、朝から夕方までという限られた時間、ホーム・パーティーという限られた空間を設定し、さまざまな人間模様を描く作品だ。とりわけ、死について世代の異なる家族がどうとらえているかが見事に表現されている点にアルヴェスの才能が感じられる。ベルリン映画祭コンペティションで上映され、エキュメニカル審査員賞を受賞。

夏の終わりに願うことの監督

夏の終わりに願うことの出演者

原題
TÓTEM
製作年
2023年
製作国
メキシコデンマークフランス
上映時間
95分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ビターズ・エンド

『夏の終わりに願うこと』に投稿された感想・評価

絶賛する人がいらっしゃるので良い映画なのかもしれないが、私には特に響かなかった。メキシコ、デンマーク、フランス作品。『ミツバチと私』に引き続き延々家族の1日をドキュメンタリーの様にただただ見る作品。そのドキュメンタリータッチな中でうす〜く色々わかってくる。そこがいいのかな。お父さんが末期癌なんだな、お父さんを喜ばせる誕生会へ繋がる。こういうパーティをするのは良いなと思いながら見ていたが、なんせ、このタイプの映画的言語が不慣れ過ぎるのでどうもピンとこなかった。7歳の娘、ソルの目が良かった。

東京国際映画祭2023年 14本目
ギルド

ギルドの感想・評価

4.3
【一瞬でも楽しい日常を過ごしたかった】【東京国際映画祭】
■あらすじ
7歳の少女ソルは、祖父の家で父親のためのパーティーの準備を手伝う。やがて彼女はその日がかけがえのない日になることを知る…。ベルリン映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞。

■みどころ
面白かったです!
大好きな父のためのパーティに準備〜参加したソルのお話。

ソルは祖父の家に行き、父のホームパーティーの準備に参加する。
祖父の家には親戚家族や身内が集まっている。その一方で、父親は介護しながらなんとか歩く姿を見せている。
父親は映画を観るに末期がんであり、父親へのホームパーティーはそれこそ人生で最後かもしれないという緊張感があり、楽しいパーティーながらもその準備の中には「父は亡くなるかもしれない」という漠然とした不安とイラつきに現れてしまう。
そんな中でパーティーを迎えるが…

本作は近い将来、父が亡くなるかもしれないという不安に駆られた家族と、微妙な温度感から距離を置く娘ソルを描いた作品である。
ソルは冒頭の祖父の家に入るシーンでピエロの髪を被るシーンがあったり、パーティの準備をサボったり友人と一緒に遊ぶ子供らを見て斜に構えて距離を取ったり一人遊びに徹する異質な存在として描いている。

パーティという楽しいイベントがありながらも父親と別れる事への恐怖に屈しないようにポジションを維持していく姿を色濃く映していることを伝えて、そこから悲しい映画である事を示す。
そんなソルに、一瞬でもパーティに参加するシーンを与える事で悲しさから離れて楽しい時間を過ごすシーンを映す。
けれども、映画が進むにつれて楽しかったソルの笑顔がなくなりポーカーフェイスに戻る。

途中までホームパーティの映画かと思ったら、随所に挿話されたスピリチュアル、SFがオセロのように配置されラストに盤面が揃ったことへのマジカルさを現出したのだ。
けれども、そのマジカルさはシンデレラのように時間が続き、終わり≒父親の死を本能的に察する形で本作は幕を閉じる。

そんな刹那な楽しさと悲しさを映す映画に心打たれました。
[日常を演じようとする人々の悲しみ] 90点

大傑作。2023年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。リラ・アヴィレス(Lila Avilés)長編二作目。前作『The Chambermaid』も中々面白かったが、完全に忘れていたので反省。7歳の少女ソルは母親と共に、父トナの誕生パーティを祝うため、祖父の家にやって来た。トナは恐らく末期癌のようで、大人たち全員が"恐らく今回のパーティで最後になるだろう"と認識している。誰もそれを口には出さないが大人たちはピリついていて、家の中の空気も重い。ソルはそんな空気を敏感に感じ取る。そして、いつも飾ってあった父の描いた絵が無くなっていたり、除霊師の老婆が家を徘徊していたり、怪しいセラピーのために部屋を暗くして祈らされたり、なのに父親には会わせてくれなかったりといった異常事態を前に、この絶望的に立ち込めた死の匂いを浴びて不安を確信へと変えていく。ソル以外にも親戚の子供たちがいて、彼ら彼女らはおおよそ子供らしく掃除をサボったりゲームしてたりしている。彼ら彼女らが子供らしければ子供らしいほど、気付いてしまったソルの存在は異質なものとなる(事実彼女は道化の格好をして祖父宅に現れ終盤でもそれを繰り返す)。この間、母親はソルを残して外出中で、彼女は完全独りぼっちで感情の整理をしなければならない。しかし、暴走したところで病床の父に迷惑がかかるだけなので、ひっそりと心に仕舞い込み、大人たちの思惑通りに何も知らないかのように振る舞う。その悲しみが頂点に達するのは、パーティ中に親子三人が再会する場面だ。三人が三人とも事情を知りながら、何事もなかったかのような時間を過ごそうと躍起になる。ソルも無邪気に父親と戯れるが、ふとした瞬間に真顔に戻ってしまう。この時間が長く続かないことを悟ったかのような、絶対に子供にさせたくない顔をするのだ。こんな悲しい映画があるか。ちなみに、親族を集めたパーティ、子供の視点人物、騒々しい家の中、不在の主賓というとチュルヒャー兄弟『ストレンジ・リトル・キャット』を思い出す。あっちがシステムの映画ならこっちはエモーションの映画だなと勝手に思うなど。

とはいえ、ソル以外の、特に大人たちはトナに向けた感情以外にも整理すべき問題がある。それは主に金だ。トナの絵が外されたのは恐らく治療費を捻出するために売られたのであり、介護者も無償の愛を注ぐわけではなく、叔母たちは苦心している。また、あまり登場しない老父は精神科医らしく、芸術の道に進んだトナとの仲はあまりよろしくなさそうで、パーティにも反対している。そういった人物たちが家の中を動き回るからこそ、安っぽいセンチメンタリズムから脱却しているのだろう。

『夏の終わりに願うこと』に似ている作品

愛する人に伝える言葉

上映日:

2022年10月07日

製作国:

上映時間:

122分

ジャンル:

3.8

あらすじ

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