あらなみ

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのあらなみのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

祖母の家で短期下宿をしていた青年露伴。そこで出会った美しい女性に教えられた「黒い絵」が競売に出されると知り、落札した露伴だが、「黒い絵」に関わった者が次々と不可解な死を遂げる。
落札した絵の元となった絵がルーブルにあると知り、パリへ。

なんかもう、酷かった。
無理に尺を引き伸ばしましたーって感じで見てて超だるい。
2時間とは思えないほど長く感じた。
つっまんねー。

まず、呪いがあるのは元の仁左衛門が描いた絵のはずなのに、モリス・ルブランが模写した絵で呪いが発動して死んだ人、なんなん。
どうして死んだ?
って言うか、モリス・ルブランって言われたら「アルセーヌ・ルパン」の作者と同姓同名すぎて集中してみられんのよ。

あと、鑑定士がルーブルでキュレーターやるって何?????????????
鑑定士と(特に日本の鑑定士と)研究者の間には埋められようもない価値観の相違があるんだけれど????????
あんな湿気の多いところで絵を保管・模写したら、カビ生えて一発アウトじゃん。
顔料の知識どこ行ったんだよ。

死んでる仁左衛門にヘブンズドアは効かないのは、せやろなって感じなんだけれど、同じく死んでる奈々瀬はヘブンズドアいけるんかーーーーいいいいいい!!!!!

仁左衛門が露伴そっくりで絵描きなのになのに、奈々瀬が元岸辺性でなんで?????? としかならんかったし。

なんかもう、色んなことを詰め込んだあげく、しっちゃかめっちゃかで酷いものに成り下がりましたって感じ。
ルーブルに日本画があるわけないなら、なんでルーブルにしたの?
制作費でパリに行きたかっただけ???????

いっや、もう、本当にわからん。

1770年代にキャンバスに書かれた日本画の記録はないから、ギリ、紙に描かれてるのはよかったけれど、本当にツッコミどころ満載だった。

テレビ版がすごく好きだったんだけれど、あれはやっぱり、ちゃんと漫画の原作があるからしっかりしてるだけだったんだね。
って思ったら、ちゃんと原作がある話なの????
なんでこんなになっちゃった??????
脚本が小林靖子さんだって聞いてたから楽しみにしてたのにがっかり。

大丈夫????
これ、映画館で見た人、キレ散らかさなかった?????
自分ならキレて、もっと評価下がってる。

それにしたって、ホテルニューグランドの映像映えは流石だなぁ。
オークション会場もちゃっかり広間を使ってて、たまらなかった。
あらなみ

あらなみ