気になっていた作品。江戸の循環型社会の代表的な仕事(排泄物の汲み取り)に従事する若者たちの青春。カラーだったらグロテスクすぎる場面が、モノクロで映されることにより落ち着いて観ていられた。
説法が苦…
安政5年江戸晩夏。寺の厠の軒先で雨宿りをする紙屑売りの中次と汚穢屋の矢亮。そこに寺の手習い所で読み書きを教えるおきくも入って来る。おきくの父松村源兵衛は勘定方だったが今は貧乏長屋住まいだった。武蔵国…
>>続きを読む江戸時代、貧しくても懸命に生きている若者たちの物語。4:3サイズのモノクロの画面はなぜか美しい。カメラアングルも面白い。そして一部でカラーになるのだが、その瞬間、なんか引き戻されるような感覚で、ハッ…
>>続きを読むまだ世界とはどんなものなのかわかっていなかった時代の話
せかい、という言葉を聞いて空を見て、この先には何が広がっているのだろうと思いを馳せる忠次の姿がよかった
おきくと忠次のやりとりもほっこりしてよ…
こんなに💩を映像にする映画は見たことがない。文字にすることさえ憚られる物の映像に拒絶反応する観客もいることだろう。糞尿を売り買いする最下層の二人の青年と武家育ちの娘が織りなす青春映画。糞尿を扱う表現…
>>続きを読む 排泄物のことになると、思いだすのが中世ヨーロッパの事情で、ほとんど処理されずに悪臭が漂っていたので、それをごまかすために香水が発展したらしいです。農業用の飼料にするという発想はなかったようです。
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このレビューはネタバレを含みます
安政五年から文久元年を舞台に、江戸幕府、崩壊寸前の数年を描いた作品です。
お上のゴタゴタなど市井の人々は知る由もなく、日々の暮らしに精一杯な様子をリアルに映像におさめられていた。
視点がとても…
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