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すべての夜を思いだすの作品紹介

すべての夜を思いだすのあらすじ

高度経済成長期と共に開発がはじまった、東京の郊外に位置する街、多摩ニュータウン。入居がはじまってから50年あまりたった今、この街には静かだけれど豊かな時間が流れている。春のある日のこと。誕生日を迎えた知珠(ちず/兵藤公美)は、友人から届いた引っ越しハガキを頼りに、ニュータウンの入り組んだ道を歩きはじめる。ガス検針員の早苗(大場みなみ)は、早朝から行方知らずになっている老人を探し、大学生の夏(見上愛)は、亡くなった友人が撮った写真の引き換え券を手に、友人の母に会いに行く。世代の違う3人の女性たちは、それぞれの理由で街を移動するなかで、街の記憶にふれ、知らない誰かのことを思いめぐらせる。

すべての夜を思いだすの監督

すべての夜を思いだすの出演者

原題
公式サイト
https://subete-no-yoru.com
製作年
2022年
製作国
日本
上映時間
116分

『すべての夜を思いだす』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.2
 これもまた非常に難解な映画であるが一目見た時点で、禁欲的で大変崇高な映画だと感じる。固定カメラで長回しで切り取られた風景には、東京の多摩ニュータウンの草むらや森林が顔をだすのだが、その無人ショットにはおそらく何かが宿る。しかしそれが何かははっきりとはわからない。草むらは風に揺れ、木々はざわめき、鳥や虫たちが生命を謳歌する自然豊かな郊外の地には、コンクリートで舗装された道路でも土の記憶がはっきりと感じられる。大袈裟に言えば、土の記憶は数代に渡る人々の営みを何層ものレイヤーの交差により、見事なテクスチャーを織りなしていると見ることも出来る。土地にまつわる精霊が現代人の我々を嘲笑い、悪戯心を出しているようにも見える。それを飯岡幸子のカメラは清原惟の企みのままに、精緻に切り取って行く。

 春のある日のこと。誕生日を迎えた知珠(兵藤公美)は、友人から届いた引っ越しハガキを頼りに、ニュータウンの入り組んだ道を歩きはじめる。彼女は着物の着付けをしていたのだが、最近クビになって今は失業中の身だ。だがバスの乗り継ぎに失敗し、目的の住所には簡単には辿り着かない。そんなものはGoogleマップで見ればすぐにわかるのだが、街の磁場が彼女を不意に惑わせる。その様子を見つめるのはガス検針員の早苗(大場みなみ)である。検針の合間に早朝から行方知れずになっている老人を探し、家に帰したり、団地のおばちゃんにみかんを貰ったりと彼女の日常にも思いがけない出来事が起こる。大学生の夏(見上愛)はニュータウンのフリースペースでビートをかけながら、一心不乱にダンスをしている。その様子を知珠は少し離れたところから見つめるのだ。

 知珠、早苗、夏という3人の女性の視線は遠巻きから別の女性を見つめる。遠巻きだから視線は交差しているか否かはわからない。しかし彼女たちの目線の先には間違いなく彼女たちの姿があり、それぞれがそれぞれの身振り手振りに触発されて行く。誰が主人公で誰が端役かはここでは問われず、3人のシスターフッド的な連携は見えない襷をリレーすることで物語を形作る。土の記憶では、かつて3人を見つめる複数の目が合ったはずだ。夏と親友が花火に興じても、大はそのサークルには入らず彼女たちの楽しそうな背中をフィルム・カメラで写す。実体のある魂が映らない場面でも、その空白の中には確かに魂が宿り、何者かの視線がまるで彼女を見守るように確かにそこに「在る」。それは一階の角部屋に住む老婆のベランダの洗濯物を見つめる誰の視点かはわからぬ不穏さにも明らかだろう。取り止めのない世界の不確かさは時空の歪みによる不特定のレイヤーを宿す。そこには土の記憶に導かれた古の人々もまるで現代人のように饒舌に語り始める。問題作『わたしたちの家』を経て、あれから5年でその表現方法は磨きが掛けられ、禁欲的な中に凄まじいまでのざわめきがスクリーンに宿る。
Nove

Noveの感想・評価

3.3
多摩ニュータウンの時間経過のように、ゆっくりと流れる時間。
各シーンのカットに余韻が漂い、5月の晴れた日に、3人の女性を散歩で偶然見かけたように追い続ける。
僅かなニアミスはあるが、オムニバスのようなそれぞれの物語。
開発から50年の歳月が経ったニュータウンは、静かなタウンへと変わっている。
3世代を通して観た想い出は、じわじわと滲み出すかのように、遠くから見つめる感覚が心地よい。
いろんな要素を散りばめて、後は観客の感性に問いかける作り方は悪くはないが、すべての夜を思い出すには、春の日差しは長く眩しすぎた。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.4
あれ…いつの間に…。PFFで観たが最高だった。相変わらずのリヴェットが転生したみたら清原惟だった案件。団地・ニュータウンファンタジーRPG、ちょいボケ爺ちゃんを家に帰したり決してたどり着けない知人の家に向け無限ループダンジョンにハマったり火を絶やすな!と花火に興じてみたり。三者三様必要以上に交わらない世界線。派手な事は何も起こらないが、もう会えない人、これから会うかもしれない人、過去から未来へと繋がれていく記憶に思いを馳せる映画。一般公開は来年とのこと。

とトゥイッターに書いてあったので転記しておきます。舞台挨拶での見上愛の顔面がピンポン玉よりちっさくでビビった。

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