野いちごに投稿された感想・評価 - 98ページ目

『野いちご』に投稿された感想・評価

Keny

Kenyの感想・評価

3.7

老い、死期の訪れを潜在的に意識し始める男が人生を回顧していく映画。
作中に蔓延する寂しさは白黒の映像をもってなお一層の冷たさを感じる。またイーサクの人生や心情を投影したような道中の出来事や夢の描写は…

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mingo

mingoの感想・評価

4.0

タルコフスキーが1番愛した映画をやっと鑑賞。冒頭の夢のワンシーンはこの映画の中で1番のインパクトだった。その後はむしろよくあるロードムービー形式の物語。思い出の地を巡りながら、イーサクは自らの人生を…

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うめ

うめの感想・評価

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冒頭、書斎の彼の言葉から完全に心掴まれ、ほんの少し夢の分析をしつつ、過去や夢と現在を行き来し、優しさに溢れる救いのラストまで、手を離すことなく連れて行かれた。

あと30年後くらいに、生きて観ること…

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『人間が夢の最も深いところで出会う対象は、自己の死である……すべての場合において死は夢の絶対的な意味である』(ミシェル・フーコー)

新宿アート・シアターで「野いちご」を観たのは、1962年(昭和3…

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74歳の老教授イーサクは、名誉学位の授与式前日、死を暗示する悪夢を見た。そのため予定していた飛行機は取りやめ、遠く離れた式典会場まで車で向かうことに。同乗したいと言う息子の嫁とともに半日の小旅行が始…

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名誉博士号を授賞することが決まった老医師イーサク。
授賞式の前夜、“死”を象徴するような不思議な悪夢を見る。
目覚めた彼は何かを感じ、自宅から遠く離れた授賞式会場まで予定していた飛行機ではなく、車で…

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映画のテーマが、多岐にわたる。仕事、家族、欲、愛、死、孤り、、、一場面だけからも複数のことを観る人に問いかけていると思う。役者はどの人も色香があっていい。

長く生きていくのはつらい。
思い出がたくさんできるから。
眠る前に思い出すことと後悔がたくさんあって今この瞬間も思い出になっていっていくから。
思い出が体を重くさせる。
あたしもこんなに皺くちゃにな…

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Yusuke

Yusukeの感想・評価

5.0

自分の中での映画とは?という答えに完璧に答えてくれる作品。見せ方が面白く、90分近くながら中身がびっしりと詰まっている。夢と現実。老人(1人の人間)の人生がこの映画に集約されている。こーゆう映画に弱…

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茅

茅の感想・評価

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過去を回想するようになったら終わりだ。でも、終わるのも悪くない。と強がらずすむように、回想されるに値する現在を積み重ねるのみ。

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