Kenyさんの映画レビュー・感想・評価

Keny

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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核分裂と世界的分裂。
政治的な目線と科学的な目線の差をアインシュタインとの会話で醸すのがなんとも良い演出。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

本能の前に常識と知能的メソッドが叩き込まれる現代におけるアンチテーゼ。
本能の彩りを堪能した後に現実の色を知ることで人はどうなるのか。

この実験をスーパーアクターのエマストーンちゃんがこれでもかと体
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終わらない週末(2023年製作の映画)

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ストーリーテリングが超好き。
ただ、ちょっとぶつ切りすぎかもなー。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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壊れそうな心情の機微をじんわりと表現してくる。ルイマルのAuvoir Enfantを思い出した。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

考えても仕方ないことは山ほどあるんだから、とりあえず進むっきゃない。

シンプルなメッセージは子供に言われると刺さる。子供を子供と思う勿れ。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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至極のジャズライブを体験した時のあのビリビリ感、きました。

相当いい。
そして、絶対に109シネマズプレミアムで観なくてはならない。

ジャズに呑み込まれた。

正欲(2023年製作の映画)

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原作の色合いを良き塩梅で抽出しているとともに、とんでもなく配役が良い。

性的マイノリティへのスポットライトだけでなく、つまるところ多様性の時代にどう生きるのかという問題提起をこの角度で描く朝井リョウ
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

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ルイガレルが好きなのよね、結局。
こういう歪でアイロニカルな恋愛模様をなんてことないテンションで描くフランス映画は、常に心の友なのである。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

コロナパニックをウェスアンダーソン風味に解釈して、なかなかいい味付け。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

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久しぶりに観てみた。
どうも乗り切れない自分がいた。ふむ。
たぶん、そこまで世界観が好きではないのだと思う、昔から。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

ロングラン上映マジで助かった。
これは最高。

アメリカ回帰でありトムクルーズ回帰である。
いい具合に脂っこさを抜いていて、渋い人間ドラマに仕上げてるのが結構うまい。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いやはや見ごたえ抜群の作品でした!
考察がやまないね。
個人的に村上春樹感をすごく感じた。

タイトルからもわかるけれど、この映画は問いで構成されている。それがこれまでの宮崎駿映画との明らかな違いだと
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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思ってたより全然面白い。というか好き。
アニメでも独自テイストをしっかり出してくるのが素晴らしいよね。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

ロンドン行きたーいってなりつつ、最後まで結構楽しめる良い作品。

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.5

しぶい。
小学生の時、冒頭で寝たのはしょうがない。

故郷を持たない人間の葛藤、郷愁、慣習の縛り。
いい。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

結構好き。

✳︎どうでも良いメモ
メル=mer=海 と気づいた自分のフランス語力がちょっと嬉しかった。

RRR(2022年製作の映画)

3.5

カツ丼に生姜焼きトッピングしたぜ!みたいなコッテリ感なんだけど、まあ今日くらいはいいか、と吹っ切れさせてくる思いっきりの良さがある。

とてもとても楽しい。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

観なきゃなーと思いつつ、観てなかった棚の一本。
これは文句なしに素敵ですな。

屋上でギターテク見せる娘のシーンが痺れた。

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.0

見た目は美しいシルクの糸。でもまるで、使い古されたバイオリンの弦のようにいつ切れるかわからない。
映像と音楽と役者が見事に共鳴していたなあ。

過去と現在から解き放たれるシーン、あと、オープニングとク
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サスペリア(1977年製作の映画)

2.5

ビビッとなカラーとか、演出の妙。

とはいえ、好きではない。

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

黒人と白人っていう2軸論じゃなくて、黒人にも白人にも属さない、普遍的な孤独がセカンドテーマなところがとてもいい。

ショパンのシーンがとっても素敵。
ファミリーとクリスマス祝うのが何よりも幸せだよなっ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.5

人間の心を寓話というリボンでキュッと包み込んだような映画でございます。

久しぶりのウォンカーウァイ。あーこんなに遊んでたっけこの人の映画って。
ダメダメ金城武とセクシーなトニーレオンを見れて満足です
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プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

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ティツィアーノの凄さに気づく今日この頃。

プラドは閉館前1時間の割引で行ったから、アホみたいに駆け足でエルグレコとゴヤとLas Meninasだけ観た。少し後悔のマドリード 。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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ジュードロウとマッツミケルセンを観に行こう!

プロットは果たしてこれでいいのだろうか?コンテンツに溺れて脚本がチグハグなスターウォーズエピソード6を少し思い出すわけです。

何にせよシンプルにワクワ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

これは掛け値無しのいい映画だなあ。
こういう奇をてらってないドラマが作品賞取るのは心地良い。

いわゆるリトルダンサー的プロットなんだけど、かといって新鮮味が削がれることなく、グッと心に到達してくる。
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

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これはジョニーデップいなくなるの辛いね。

第一次大戦後のドイツとヒトラーをもじっておる。
一作目に続いてツッコミどころは依然としてある。