原題は「Ariaferma(閉じられた空気)」
①囚人が刑務所という閉じられた空間にいる
②この刑務所から移動(移送)もできない
という、
見捨てられた2種類の意味があるように感じる。
本作の…
犯罪は原罪の社会的噴出で、法が有効なのは犯罪の範囲までだ。原罪に対抗できるのは法や規律ではない。
美味しい食事のために規律を破る。ワインがなくても水で乾杯する。自分以外の誰かのために祈る行為。原罪に…
心理劇としての緊張感で張り詰めているので展開としてはシンプル。パノプティコンも内側にいる看守の視点にこちらが立たされるという意味で効果はある。事前知識として邦題通りなガルジューロの内面の隔たりの消滅…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
閉鎖予定の刑務所に残された受刑者と刑務官。数日間限定の話とはいえ、美味しくなさすぎるケータリングにブーイングが起こり、やむなく料理上手の受刑者に厨房を使わせ全員で所謂"同じ釜の飯"を食べることに…と…
>>続きを読む刑務官と囚人の友情、というのは違うけれど「どのような状況でも、人は人に何かしてあげることが出来る」というのが主なテーマだと思った。普段観たいタイプの映画だが、主演二人の演技が素晴らしく味わい深かった…
>>続きを読む2022年6月19日
イタリア映画祭オンライン終了間際駆け込みで「内なる檻」鑑賞。
閉鎖が決まったのに囚人12人だけ残さなくてはならなくなった刑務所での、宙ぶらりんの数日を描く。
円形監房の作りも…
閉鎖が決まった刑務所で移送待ちの受刑者12人と刑務官15人がしばらく取り残される。
ピリつく空気の中、調理を受刑者が行なうことになる。停電で監房を開けて同じ卓上で食事をしたり、この時間をまるで平等か…
2023 1/16 フランス パリの映画館で観た。トニ・セルヴィロの存在感、全編刑務所の中のシーンが多い。料理を作るシーンが良いけど途中で脱走するじゃないかと緊張観があった。囚人と刑務官一緒に食事す…
>>続きを読むイタリア映画祭にて。
観たのは5月😅
刑務所が閉鎖になり囚人が移送されるはずだったが12人の囚人が移送待ちとなる。
宅配の食事が不味くて食べられない!囚人たちが食べるのを拒否。
囚人たちからの信頼…