うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

ギャレス・エドワーズらしさは感じられた
ただ
全体のフォーマットに斬新さはないというか…

AIをテーマにすえるならば
映像の美しさだったり
演出の上手さだったり
そういうのではなく新たな何かを見せ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.7

本当は「犯罪都市」が見たかったのだけど
夕方からしかやっていないということで…
あまり評判が芳しくない最近のマーヴェル
だけどU-NEXTトライアルの際に貰った無料チケットだしいいか〜

う〜ん
悪く
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

ずっと気になっていました
音楽好きな人の絶賛の声
知り合いのイギリス人もベタ褒め
となれば
見に行かないてはない
正直いえば
あまり熱心に聞いたことはない“トーキングヘッズ”
とはいえ
「アメリカンユ
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アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.0

映画を撮るうえで
彼女が大事にする3つの事
ひらめき
創造
共有

作品を
人を
映画を
語る
あなたの表情が
あなたの言葉が
心にしみる
最高だった
まじで
あなたを尊敬してます

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.1

元天才子役の妹は身を持ち崩し
元天才女優の姉は事故で車椅子
歪で危うい生活は過去の確執も絡み崩れ始める

怖っ!
一見は単純な虐げられる姉と自分勝手な妹という単純な構図のようだけど
どちらにもある
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.7

フェイク動画で一攫千金を狙うインチキ神父と仲間達
しかし
いつもの撮影だったはずが…

今までもあった作りではあるんですが
これはなかなかに良く出来てますね〜
少年時代の過去とか
いろんなものが伏線に
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

アウトローで
武闘派で
チャーミングな
エクソシスト
上司にも悪態
ヴェスパに跨り
拳を振るう
もうラッセル・クロウしかできないでしょ

話は
スペインの修道院に住み始めた家族を異変が襲う
呼ばれたア
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.5

あやふやなままに

しょうがないと目を背け

置き去りにしていた思い

22年もの間

絶え間なく

寄せては返してきた

さまざまな

心を抉る苦しみ

のしかかる重い悲しみ

抜け落ちた虚しさ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.2

盲人の鍼灸師ギョンスは腕を買われ宮廷へ
清国から八年ぶりに帰国した皇太子
清と対立した明と親しくしていた王
国は行く末を巡り蠢き出す

歴史物でエンタメさせたら
やっぱり韓国は上手い!
ひりつくような
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.7

対立する2つの国
約定により
かたや国一番の美しい女を嫁に出し
かたや国一番の賢い男を婿に出す
しかし
裏で蠢くそれぞれの思惑
巡り合った偽りの夫婦が世界を変えていく

ストーリーも単純明快なら
メッ
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誰も助けてくれない(2023年製作の映画)

3.6

街で孤立する1人の女性
異変は突然に訪れる

人々も語らなければ
物語も語らない
想像する余地というか
きちんと映画を見るという気分に浸らせてくれる
まぁ
やってきたのがアレって事で
ちょっと思ったノ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

美しく優しい妻と可愛い2人の子供
それなのに
心は一つの場所にはいられない

アニエス・ヴァルダが好きだ
容赦のない描写
目に鮮やかな色合い
センスの良いファッション
そして
何よりも感じられる
愛す
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

3.7

次元を狙う銃弾

ルパンはルパンでも
「カリオストロの城」とは対極
お色気もバッチリ
男臭さもバッチリ
絵の感じも
主題歌含め音楽も
ハードボイルドな大人の作品
結末がこれまた激しぶで
ロマンだわ〜
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.7

小さな罪で8年の刑を受けた若い軍人と
それを護送する2人のベテラン軍人
同情からか人情なのか
盛り上がっていく道ゆき

野暮ったさこそあるものの
そこはやはりジャック・ニコルソン
いつもに比べればアク
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

奇妙で

残酷で

非情で

それなのに

感じられるのは

美しさ

幸せを決めるのは自分

それなのに

押し付けずにはいられない人もいる

“哀れなるものたち”が

単に私たち男性を指しているよ
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少女は卒業しない エピソード0(2022年製作の映画)

-

「流浪の月」と同じく
U-NEXTの独占ドキュメンタリー
監督と主演の河合優実の対談
メインの役者さんへのインタビュー
映画とは違うけど
好きな作品となれば
監督さんの言葉や
演者さん達の演技とは違っ
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

韓国映画であって韓国でない

アメリカに移住した家族
呼び寄せられた祖母
そんな家族の奮闘記
小さな田舎町の家が舞台だからか
話もコンパクトで
エモーションも控えめ
そこに
A24のカメラワーク
しか
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.8

敵も

味方も

兵隊も

看護婦も

民間人も

男も

女も

子供も

ごちゃ混ぜに 

血に塗れ

身も心も吹き飛ばされる

戦場の天使も

赤く染まっていく


過酷な戦場で
こんなドラマテ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.8

馬鹿な男から金を巻き上げ
次から次へと浮き名を流す
豊かな生活の為に相手を探し
過去は無造作に投げ捨てる
ただ男を騙し
そして
何より自分を騙し生きてきた

なかなか共感は得られないだろうし
そこが評
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ねこぢる草(2000年製作の映画)

3.8

湯浅さん
あなたハンパないね
今でこそイマジネーションの暴力も少し洗練されて“インテリヤクザ”風だけど
見る人へ寄り添う姿勢なんて微塵もない
昔のあなたの剥き出しの創造性は容赦がない
完全に“武闘派”
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揺れるとき(2021年製作の映画)

3.7

幼くても

普通とは違っていても

貧しくても

愛することは変わらない

その熱さも

だから

自分の身を灼き

苦しみながら

小さな身体に抑え込む

その痛みが伝わってきて

私達の心も焦げて
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.1

間の悪いタイミング

噛み合わない会話

すれ違う思い

みんなが真っ直ぐなだけに

続く空振り

でも

最後に快音は響き渡る

そんな瞬間が愛おしすぎて

思わず涙がこぼれる
 

こじんまりした
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.7

初期の湯浅監督
尖ってるね〜
今でも攻めてるけど
この鋭さは凄いわ
アヴァンギャルドで
シュールで
ミステリアス
内容もあるようでないような
彼の脳内を覗いているような感覚
伝えたいものはいっぱいある
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.4

人種差別を撤廃した事が逆効果になり
優秀な白人たちは転校してしまい残ったのは
カンボジア人
黒人
南米系
厳しい生活の中で荒んでしまった生徒達
教育への情熱を持った新人の女性教師の奮闘が始まる

涙が
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黙秘(1995年製作の映画)

3.9

富豪の女性の不審な死
メイドを勤めていた母にかかる疑惑
疎遠だった記者の娘に届いた一枚のFAXが事件の扉を開く

ジェニファー・ジェイソン・リーの可愛さも光るし
クリストファー・プラマーの硬質な演技も
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

-

映画も4作目以降は子供が見ているのをチラ見していた程度
本も4作目までしか読んでいない
そんなファンとも呼べない私ですが
皆さんのレビューを読んで
これはずっと気になっていたんですよ
メインの3人が語
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流浪の月 エピソード0(2022年製作の映画)

-

映画を見て
あまりの感動に
原作も読んだ

そのうえで感じたのは
原作も映画も同じ設定だけど
本の方が柔らかい会話
人の優しさが隠されていたとすれば
映画は
李相日監督らしい
重厚で苦しくて
生々しい
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ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.7

パワフルな歌声
オリジナルな歌い回し
夭折の伝説の女性歌手
ジャニス・ジョップリン
彼女くらいになると
不遇な学生時代
容姿のコンプレックス
薬・酒・セックス
大まかな人生は耳にしているのだけど
高校
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

始まったと思った新しい生活

なのに

あのタイルをこする音が

あのカランとなる桶の音が

私を再び引き戻す

何もないと思った

この手の中に

残っていた

たくさんの場所の記憶は

未来に繋が
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.4

いつかは〜と思いながら
まぁ後でいいやと放置していましたが
Huluでの配信がそろそろ終わるというので重い腰を上げて見てみました
う〜ん…
米林監督の作品は意外と嫌いじゃないんですよ
でも
確かに微妙
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縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

-

父親の影響もあり
実は縄文文化大好き人間でして
小学校の頃は貝塚を探しては土器や石器を掘り
帰ってキレイに洗ってはそれを眺めて悦に浸る
渦巻き模様や変わった紋様があれば小躍りするという
当然「縄文展」
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.8

ベトナム帰還兵のジェイコブ

新たなパートナーとの生活
前妻と子供達との思い出
壮絶な戦地での記憶
フラッシュバックするかのように
浮遊する中で苛み続ける
不穏で
あやふやで
突き刺さる
痛みと苦しみ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

爆笑につぐ爆笑🤣

いや〜
前回も面白かったけど今回もいいわ〜
U-NEXTトライアルの恩恵です
アブアブのスイパラとか
「花束みたいな〜」のイジリとか
賭け将棋とか
着ぐるみバトルとか
もう最高♪
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劇場版 境界の彼方 I'LL BE HERE 未来篇(2015年製作の映画)

4.0

過去編でやや凹んで
こっちはどうだろう…と
1時間後に不安な気持ちで見てみれば
これよ!
こういうのを期待してたのよ!
本編で残された伏線
そこをしっかりと回収し
お〜そうだったのかと
ウルっとくる真
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劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去篇(2014年製作の映画)

-

一ヶ月のトライアル期間に加え
なんと今なら劇場鑑賞券が一枚サービス!
というわけでのU-NEXTデビュー
っていうのも…
この劇場版がここだけしか無料配信されていないというのが背中を押したのが理由でも
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千年女優(2001年製作の映画)

4.1

Filmarks特別上映にて
ずっと見ようと思いながら温めていた
それが劇場で見れるなんて!
ありがたや〜


思い人を追い続けた女性
彼女の女優としてのキャリア
数奇なリアルの半生
そして
現在のイ
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