うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.8

未来のない街を捨て

あるのは

懐の全財産と

譲り受けた車だけ

考えが甘いのか

運が悪いのか

小さな失敗は思いもかけぬ苦難を呼ぶ

でも

そこには同じくらいの幸せも潜んでいて

流されてい
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ディセンダント(2015年製作の映画)

3.7

ビーストとベル夫妻により世界は平和に統治され王冠は息子のベンへ
しかし
彼はヴィラン達が島に閉じ込められている事に疑問を持ち
マレフィセントの娘マル
イーピル・アイの娘イヴィ
クルエラの息子カルロス
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

もうお腹いっぱい

キアヌ
ドニーさん
真田広之
リナ・サワヤマ
皆さんのアクションを満喫しました
まぁ
ストーリーはいつものジョン・ウィック
いやいや流石にそれは…
世の中どうなってるんじゃ…
もは
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攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT(2015年製作の映画)

3.8

ARISEと新劇場版を繋ぐ短編
電脳ウィルス“ファイアー・スターター”を広めるパイロマニアを追う
短尺ながら攻殻機動隊らしさは明らかに増してきた
9課の面々の活躍はワクワクしちゃいます
ただ
課長がず
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.7

覗かずにはいられない中年男
愛に悩む美しき女性
この独特な恋模様
ルコントだねぇ

自分勝手で
偏執的で

でも
それも裏返れば
純粋で
一途で
美しい
そして
そのどれもが愛の持つ姿
現実感がない
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キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

3.7

見たい作品が山ほど溜まってるのだが
配信終了の中にこんなのを発見
残暑もやっぱりホラーでしょ

山小屋で楽しい時間を過ごそうとやってきた男女5人組だったが
血だらけの男が現れたことで状況は一変する
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモス
略してヨルさん
この人の映画は一筋縄ではいかない
どこまで計算していて
どこからが感覚なのか
その境目が曖昧で
とことん腹黒いようでいて
意外と直感に素直なだけなのか
どうも計
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

「俺はいったい何を見てるんだ」
思わずそんな気持ちになってしまう
高校出たての女子2人が実は殺し屋で
普通のバイトを探しながら
ヤクザと殺し合う
邦画にしちゃメチャクチャやるじゃん!

フェミニン系な
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攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone(2014年製作の映画)

3.8

雰囲気が近づいてきたからこそ
やはりSACとは別と割り切るべき
そんな感じがしています
どっちも良いとかではなく
好みの問題って言えるのかもしれない
私は
先に見ていたからってのもあるけど
やっぱり昔
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.0

恋って不思議

まるでプリンのカラメルの苦さみたいに

好きの中に少しの嫌いがいて

嬉しいの中に少しの悲しいがいて

楽しいの中に少しの辛いがいて

ホンワカと温かいようで

たまにチクリとして
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

-

たとえ報道であっても

性暴力の話は苦手なので

この事件も表面で知ってるだけだった

それなのに

「その時に言っていたら」

「誰かが言ったから私もってのは…」

少しでもそう思った自分に言ってや
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キャンプ・ロック2 ファイナル・ジャム(2010年製作の映画)

3.8

愛しのシェーンとの再会を楽しみに1年ぶりの「キャンプロック」に参加したミッチー
しかし
対岸には「キャンプスター」の看板が
主催者同士の因縁もあり
互いにヒートアップしていく

歌のバトルあり
甘酸っ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

2匹目のドジョウはいた
なんなら
3匹目はおろか4匹目くらいまではいそう
もはや
「ジョン・ウィック」状態
わかっていても面白いんですよね
それほどにマブリー節は完成された感があります

今回はいきな
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.9

戦争の中で

連れ去られた夫

生きているのか

生きてはいないのか

わからないままに

時は流れ

少しずつ

確実に

心は削られていき

もう諦めようとした矢先

目の前に

あの男は現れた
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攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears(2014年製作の映画)

3.6

そう繋がっていくのか…
少しずつ見えてくる事件の背景
だんだんと攻殻機動隊らしさは出てきているな〜とか思ってたら
まさかの
肉食系素子!
恋するにしたってそんな情熱的とは
いや〜
さすがにビックリした
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.9

朝鮮族が跳梁跋扈する街
そこにやってきた新たな極悪人達にルールは存在しない
ヤクザVS極悪人VS刑事
ハードでバイオレンスな戦いの火蓋は切って落とされる!

いっつも見る度に無能な韓国の警察
しかし!
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攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers(2013年製作の映画)

3.7

話のスケールは増し
戦争
政治
軍隊
キーワードはそそられるんだが…
何というか
やっぱりSACがあってこそなんだよなぁ
それなりの出来でも比べてしまうのが人情
ちょっとスマート過ぎちゃうのと
慣れて
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.4

ちょっとNetflixを見れる機会があったので

ガル・ガドット主演のアクションとくれば期待もあがろうってもんですよ!
………
え〜
なんかビミョー
ありきたりだし
深みが全く感じられないんですけど
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.0

香港映画の熱さよ再び

今でこそ熱いアクション映画って言ったら韓国が筆頭だけど
私達の世代からしたら昔は香港だったんですよね
ブルース・リー
ジャッキー
ジェット・リー
牽引してきた3大スターも衰え
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攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain(2013年製作の映画)

3.5

ずっと見なきゃなと思っていたら
なんとHuluにあるのか

久しぶりのいつものメンバーは懐かしくなっちゃうし
新しいだけに絵はキレイだし
坂本真綾の素子も悪くないし

だけど…
パラレル的な話なんでし
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.3

10代のままで成長をとめる身体

“イオルフの民”として

世の思いを人生を

布にただ織り込んでいく

何百年も命は尽きずに

人も動物も生き物達は

ただ目の前を通り過ぎていく

だから私達は“別
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福田村事件(2023年製作の映画)

-

戦争に

震災に

差別に

日々の生活に

今も昔も

人は苦しんでいる

いけないと頭では思っていても

気づかぬうちに心は蝕まれてしまう

だから

私達は過去から学ぶ必要がある

未来の為に
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.6

父を殺され
母を奪われ
己の国も失った
叔父への復讐を誓い
少年は生き抜いていく

「ウィッチ」
「ライトハウス」
歪で
奇妙で
理不尽で
でも
どこか惹きつける何かを感じさせる
そんなロバート・エガ
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プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章(2020年製作の映画)

3.9

色モノから本物へ

細やかな設定や
スチームパンクな世界観
両国の大人の駆け引き
様々な要素を散りばめつつも
ゴスロリからゴージャスまで楽しませるコスチュームも含めて
個性豊かな美少女によるスパイとい
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.8

劇場でタイミングあわず
そしたら評価が意外とふるわない
配信でいつでも見れるし〜
そんなこんなで後回しになってしまっていたコチラ
うん
私的にはアリ♪
ほとんど実話という割には
メインの3人の
クリス
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.9

予告で見た時は「絶対にヤバい」感が満載だったのですが…
蓋を開けてみれば思わぬ高評価の声
というわけで遅ればせながら参戦!

これは
完全に予告が悪い!
お馬鹿シーンを前面に押し出してましたけど〜
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私の少女(2014年製作の映画)

3.8

小さな寂れた漁村

逃げてきた女

逃げられない少女

埋められない隙間を持つ二人は

得られぬ温もりを求め結びつく

でも

空白は形も大きさも違いすぎて

ただ戻らないものを思い知る

そして
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

大好きなウェス・アンダーソン
前作の「フレンチディスパッチ」が思ったよりノリきれず
だからって見ないってのもなぁ
不安な気持ちを引きずりつつ劇場へ


行って良かった!
相変わらず好き嫌いは分かれるだ
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355(2022年製作の映画)

3.7

バリバリとアクションするよりは
丁寧な演技をするイメージの強いメンツ
スリルありまくりの心理戦かと思ったら…
けっこうガチなアクションものなのか!
なるほど〜
なんで意外にスコアが高くないのか不思議で
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ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(2017年製作の映画)

4.0

「ノーゲームノーライフ」
その世界はいかにして出来上がったのか
唯一神“テト”が生まれる以前の世界
種族同士が殺し合う争いを繰り返す血と硝煙の中で出会った
“空”の前世か人間の“リク”
“白”の前世か
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キャンプ・ロック(2008年製作の映画)

3.7

ロックを学び楽しむ
まさにその名のとおりの“キャンプロック”
諦めかけていたミッチーだったが…
念願かなって行けることに
そこに待ち受ける
音楽に恋と友情


この作品
まさに…ノーストレス!
つい口
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.8

一昨日はクリストリッツァ
昨日はタルコフスキー
配信終了の前にと


夢なのか

記憶なのか

曖昧になっていく境界線

口から泉のように湧き出る言葉は

ただ空気の中へ溶けていく

じっと耐え渇望す
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.9

「君はクリストリッツァ好きだと思うな」
昔に知り合いに言われた言葉
Amazonの配信終了に見つけ思わず二度見
間違いない
あの「アンダーグラウンド」だ
全くの予備知識なし
長尺の3時間
連休を迎え
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.0

走り

跳び

回り

身体から

夢まで

支えてきた

私の足は

人生と一緒に砕け散り

世界は地獄に変わってしまった

でも

私だけじゃなかった

ボロボロになりながら

齧り付いているのは
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

他にも気になる作品はあったのだが
暑いし…
暑いし…
蒸し暑いし…
そんな夏とくれば
もうこれしかないですよね
そう
サメ🦈
そして
夏と言えば
涼しい場所で熱いものと決まってる
むせ返るような筋肉の
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「粘土のお面」より かあちゃん(1961年製作の映画)

3.8

昭和24年
曳舟の長屋に暮らすブリキ屋の家族と隣人
貧しいなから生きようとする姿を描く

映画の世界と今の世代の人は思うかもしれないけど
実際にあったんですよね
こんな現実が
祖父母や父親の兄弟から聞
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