Mashiraheさんの映画レビュー・感想・評価

Mashirahe

Mashirahe

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.6

鷲の視点が出てくるし木登りするし廃墟に失われた文明に巨大建築に部族紛争
加えて高所でカメラが固定されてパノラマを見せる演出
アサシンクリード+ホライゾンを猿でやった感じだ
敵の提示の仕方もゲームっぽく
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

登場人物や協賛企業が増加しすぎ、それらへの目配せや仕掛けを忘れずに複雑なプロットを走らせてしまったために事件は現象ではなく装置として扱われてしまう
そのためか自分がシリーズで特に嫌う、「嘘に自信がなく
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.7

結構気に入ったビジュアルもあるけど、せっかくデカいのに画面が騒々しくて味わう間が無かった
自信ないの?って心配になっちゃった
1億ドルかけたアサイラム映画って印象は前作と変わらず、バカすぎてイヤになる
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.9

病的なまでにボケ続ける最強のボケ映画
練り上げられたボケに唸ることもあれば肩透かしを喰らうこともあり
このテンポで突っ込めるのはそれだけで個性だし、これで壊れないのは映画の作りが強固なんだろう 役者や
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

明るく楽しいアメリカ映画
イタリア系の皆さんが信心深かったりウーピーゴールドバーグの存在感だったりが大事な映画でした
思ったよりちゃんとマフィアが怖かったりドラマがしっかりしてたりします
身もふたもな
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.4

なんかこう言ういい加減で野心に満ちた洋画が恋しいな
ギャグが連発されて飽きずに見れたし特撮に時々ハッとさせられた
サンドワームがガッツリ出てくる

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

割とものすごくチキンが好きなので見た
入場者特典がチキンのレシピで嬉しかった
なんか絵と曲は好きだけど調子良くないとフランス語ってガチで聞いてて眠くなる
80分ならいけると思っていたが間違いだったな
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貴公子(2023年製作の映画)

3.5

アクションシーンの出来はものすごかったし話の展開もまあまあ好みだった
ここまでカッコつけるならもう少しベタベタに濃い味付けにしてくれた方が好き
まあそういう映画だから仕方ないけど友だち?以外の印象が若
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.4

このシリーズはとにかくヌルく、それを恥じずに映画にしてしまうのが見事な気がします
今回は家族絡みで微妙にシリアス気味な要素が多く色々消化不良気味で、過去キャストの出演も無理やり感が否めないし、マーレイ
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.2

箱庭という魅力的な街の描写は素晴らしくて、意味をすべて汲み取れずとも流れるように進行する台詞回しが良かった
また主人公に独特の可愛さがあってずっと興味を保って見続けることができた 1時間でよくまとまっ
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.9

予告編の雰囲気が好きだったので見た
色とか語り口が好みなので見ていて楽しかった
尺が短すぎてなんだかソンした気分になるがこの作風はあまり見ないんでありがたかったね
個人的に皆が皆腹から声出しまくる世界
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

3.6

曲がいいと聞いて見にきたんだけど同日に海の上のピアニストを見たのがミスだった 正直言って相手が悪い まあうん良いんじゃないぐらいの印象になってしまった
ピアノで父親やその向こうに地続きの世界と喧嘩して
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.5

レオーネはパノラマが上手いんだなって劇場で再確認できてよかった
砂漠や荒野や戦場の光景が鮮烈
初見時は結構ウェット気味に見てたけど今見るとカラッとした娯楽作に思えて面白かったな
今回は2002年に国際
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

フルサイズIMAXで見た
ノーランが己の技法を総動員して一人の男の夢と栄光と挫折を描きそして最後は…という映画
レオーネ狂信者の俺に言わせるとこれはノーラン版ワンスアポンアタイムインアメリカなんだよね
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.2

ラストの畳み掛けに真実味が出るのは民衆や主人公の美点だけでなく弱さや醜さを描いているからなんだろうな バランスが悪いように見えてカツカツに纏められたシャープな作品
錯覚の魔術師フランクキャプラ 今回も
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

4.1

やっぱこっからがレオーネスタイルのはじまりな気がする
異常に喋らないキャラに伸び縮みし時たま巻き戻る時間
はっきり言って眠くなるのだが眠気をつんざく銃声の嵐 この繰り返し
そしてそれを繋ぎ止めるエンニ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.8

この映画は白スーツでミラーボールを背景にポーズを決めるポスターが一番有名で、このビジュアルは映画本編には存在しない
ミーム化してこのイメージばかりがコピーされ量産されている 当時はよくあった話だがここ
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

3.5

それぞれの要素が高精細になってもまとめてみた時の印象って存外変わんないっすね 夜は格段に見やすくなったはずだけど…
この映画はテレビの小さい画面で見たから良かった気がします
口笛がデカすぎるしやっぱち
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.8

このシリーズすごい良い出来で退屈なところが一切ないのがすごいです
ミッションインポッシブルのオマージュが若干くどかったかな?あと1のほうが話がきっちり纏まって小気味良かったような
まぁただ基本的に本当
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

3.4

初見
正直言って曲を聴きにきた
チューン外したピアノでの楽曲なんかいいなと思ったが主人公がピアニストなのもあってか地に足のついた音色が多くて若干飽きちゃったかも 綺麗だけどピアノばっかりだとどれがどれ
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処刑人(1999年製作の映画)

3.3

原液のままぶつけられるとアクションって結構きついんだよな かなり出来はいいし工夫もされてるけど興味がわかなかった
兎にも角にもキレがない映画だ
編集はブツ切りの連続 会話は言葉が汚いだけで感情の衝突も
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シャレード(1963年製作の映画)

3.3

007とかのモーリスビンダーが担当したオープニングが良かった
人物や事件の描写に重みがないので小手先のツイストが積み重なってもそこまで苦しくない 軽快なトーンが持ち味なのかな
彼とはアレルギー起こすぐ
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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005年製作の映画)

3.8

物が動いてるのって見てて気持ちいいなやっぱ
シナリオもトンデモで見ていて笑える
なにせ映像が丁寧で気持ちが入るわ

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.0

む、むちゃくちゃすぎる…
メキシコ革命というデカすぎる背景に極端なまでにコントラストが効きまくった展開には目を白黒させるしかない
人が飯を食う普通のシーンもレオーネはそこで口元をどアップにしてグロテス
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

3.6

映画館で見ると多分砲撃音で脳が停止して小賢しいこと考えずに気持ちよくなれそう
話は王道だけど戦車道が超邪道でハチャメチャな戦いは見てて楽しい

深夜の告白(1944年製作の映画)

4.0

この手の映画は着地点が決まっているようなものなので、最後に決めたポーズのかっこよさと過程の流麗さで決まるみたいなところがある
どっちも文句なしの出来栄えで文句なし 見返したらちゃんとチャンドラーも出て
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.2

けっこう退屈だったけど生返事ばっかりでリアクションをほとんど取らない大人ばっかりでイライラしたのは良かった 子供の視点が徹底されているので
あとジジイの描写が全般に良かった
でもやっぱりいろいろ間が長
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.4

作ったひとは本当にアメリカが大好きで心の底から信じていたいんだなと思った

このスミスというのは質実剛健そのもの、民主主義を信じ抜いているという古き良きアメリカを体現、あるいはその理想像が顕現したかの
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

相当練り込まれた話でどんどん展開していくのが心地よかった
日本の嫌なところとか良いところがきちんと空気として落とし込まれているので邦画見てんなって気分になった 葬式とか死が絡むシーンが良い感じに気分悪
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.8

マジでもったいないことした
このレベルの映像なら絶対にストリームで見ちゃダメだった 潰れてよくわからん場面もあった
急に話がまとまって結構感動したけどあんまり主人公のキャラクターがこう掘り下げられなか
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

一発ネタものにしては人物造形がしっかりしててドラマ展開が気になったのが良かった
まあだからこそってとこもあるのか
ただまあギャグがいまいち振り切れてないかな
ただフランス特有の生々しい下ネタとかはいい
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.3

曲最高すぎる
編集がワイルドで若干目がビビるけど偏執的なレベルで幸せをぶち込んでくるからついに根負けすることになった
まぁ作業量の問題もありますけど同じフレーズをこれでもかと反復されるとなかなか脳に焼
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.9

このような少年時代を二度と送ることはできないし、このような丁寧な作りのジュブナイル映画が作られることも二度とないんじゃないかな
Bフラットのジョークで笑っちゃった
ドナー監督が真面目な人なんかな
すげ
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.5

最初に流れる描き下ろし曲の『フォリー・ベルジェール』が気に入りすぎて興奮したせいか、肝心の『ボレロ』がすげえ眠い曲に聞こえてそこだけ寝てしまった
ちょくちょく顔を混同したけど概ね軌道修正してくれるので
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

タイトルと受賞作が決まるところがマジで笑えた
ファミリードラマみたいなところも上手に作ってあったけど別にそこまで深く話に関わらないのが映画としてちょっと気分悪かった まあそんな視聴者に受けるのがあのリ
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.9

アホみたいにめんどくさい男とアホみたいにわがままな女がアホみたいな距離を移動していく話
1300マイルとかなのでだいたい本州を縦断するぐらいの距離を走行するバスでの隣人は確かに運命共同体ってやつなのか
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