最初の1カットを観た瞬間、「あ〜カウリスマキだ〜」と嬉しくなった。『希望のかなた』から6年ぶり、あの独特な映像のライティング、ノスタルジックな北欧フィンランドの雰囲気、無愛想が魅力な登場人物、そして、>>続きを読む
試写にて鑑賞。19世紀末フランスの片田舎に建つシャトーを舞台に、当時の厨房で作られる美食の数々。食材の美しさ、特に調理する過程の流れるような動きは圧巻で、画面に釘付けになる程、惹きこまれた。出来上がっ>>続きを読む
東京国際映画祭にて鑑賞。自分は他人とは違う。その違和感から疎外感を感じ、自身が存在することにも自信が持てない…そんな生きづらさを抱えた人たちが、絞り出すように訴えるセリフが胸に刺さって、メモを取りなが>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。
雨の休日、自宅のリビングで寛いで視聴するにはこのくらい軽めの作品でもいいかもw
イタリアらしさが散りばめられたコメディ。食事のシーンで、イタリア女性の食べっぷりが印象的。
Netflixにて鑑賞。
ラスト、息子と出会い過ごした日々の回想シーンが圧巻。 息子の存在全てが愛おしい、でももう抱きしめる事が出来ない… 切ないほどの母性が胸に迫る。
死の床につく息子に「一生懸命生>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。
南仏の避暑地の片隅に移民が暮らす集合住宅。社会からはみ出しているような兄達だが、昏睡状態の母親を自室で介護するなど、家族間の絆は強い。社会の風当たりは14歳の末っ子にも容赦がな>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。
実話を元にした作品。主人公の教師も本人が演じ、他のキャスト全員、村の住民を起用している事でリアイリティに富み、ドキュメンタリー映画かと思った。ただテーマの捉えどころが曖昧で、結>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。
東京を舞台に、主人公の女優がふとしたきっかけで出会う3人の人とのいっときの交流を、3つのオムニバスで描いている。ショートストーリーなので、それぞれがいい塩梅に軽めで心地よい緩さ>>続きを読む
伝統工芸を守る、残す… 継承者の人々にとって部外者からは想像できない重みがそこにはあるんだと思い知らされた。
漆器が出来上がるまでの工程、手間のかかる作業の実態が本作を鑑賞する事で知り得た。職人の技に>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。この手の映画は好物。ちょっとマニアックなサブカル系の匂いのするシュールで乾いた笑い…好きです。
でも、奇抜過ぎず、ほのぼのとした優しさに包まれる。映像ものどかな里の景色が美しく、>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。全てがB級以下。主人公の母親役の女優さんが、あまりに・・・(以下、自重)
モンゴル社会の一端や人々の暮らしの営みを映画を見ることで多少なりとも知り得たことが収穫。そして何よりモンゴルの大自然…山も湖も樹木も花々もなく、ただただ広がる果てのない大地。それでも美しい。大地に沈み>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。
昭和感漂う日本家屋に広い庭、そしてネコ、ネコ、ネコ…
ほのぼの〜とした、癒し系ムービー。
スタイリストさんが素晴らしい。主人公が纏う、派手だけど華やかで涼やかでセンスある服、レ>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。神楽坂に実在するドーナツ屋さんが舞台。44分間がいい感じに上手くまとめられていた。
穏やかな気分になれる、気持ちの良い作品。休日の昼間、軽く視聴するのには、ちょうどいいかも。主人>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。
「大雨による大洪水から農場を守ったのは地面に生い茂る被膜植物だった」ここが一番、刺さった。
容赦ない自然の牙に立ち向かうのも、結局は自然の力なんだと…
それをもっと上手に活かし>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。厳しい大自然の山小屋で女性一人で、薪割りもできないサバイバル未経験者が暮らすなど、あまりに準備不足で無謀。案の定、食料も底をつき凍死寸前のところで取ってつけたように助けが来るのは>>続きを読む
人は強さと弱さと優しさが混在しているものなんだな、と。そして優しさは生きていく上で時に足枷にもなるんだ、と。
そんな雑観。
解釈は観客一人ひとりに委ねられているのかもしれないが、最後のシーンは… ラス>>続きを読む
オープニングのバレエシーンが極美。
ストレッチで魅せる身体のしなやかな動きも美しい。
登場人物もいい人ばかりで、ストレスなく鑑賞できる。
美しいものを、観て楽しむ作品。
U-NEXTにて鑑賞。
デジタル社会の風刺を込めた、エスプリを効かせた会話劇のようだが、要は2組の夫婦の浮気がベースの、軽妙なお話。
ストーリーはともかく、食事のシーンなど、フランスセレブの洒落た生活>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。POPで絵画的な映像は観ていて心地よい。ハーブティーに添えられるお菓子も美味しそうで…♡
ストーリーはともかく、映像だけで満足できた。
監督自ら出演しているので一見ドキュメンタリーかと思ってしまうが、フィクションなんだね。
映画製作が禁止されている監督がリモートで撮影隊に指示を出すも、山村で電波状況が悪く、接続を試みようと苦労する姿が>>続きを読む
思春期はとうの昔に過ぎ去ってしまった者から見たら、あるいは、同じ息子を持つ母親の視点から言わせてもらうと、「こんな事で…」と思わずにはいられない。でも、思春期の頃は、そんな些細な事で本人もわけがわから>>続きを読む
U-NEXTにて鑑賞。
事前の情報無しで選んだ作品で、見はじめ、子ども向けだったかなぁと思いつつ…ところが、ハイクオリティなビジュアルで、大人も十分楽しめるものだった。
エンドロールでリュック・ベッソ>>続きを読む
「14歳になったらスマホを買ってもらえる」と語る主人公の少年の、みずみずしさと危うさが16ミリフィルムの映像全編に溢れ出ていた。
湖は時に暖かな夕陽を映し、時には不穏な深い闇に沈み…色々な表情を見せ>>続きを読む
オープニングシーンからペパーミントカラーの空が広がり、ウェス・アンダーソンの世界観全開。
ストーリーの不可解さもある意味、心地よく… (苦笑)
ストーリーを追いかけるよりも、映像を楽しむという方向で>>続きを読む
この村の女性は教育も受けず文字の読み書きもできない。パソコンやスマホもなく、閉ざされた社会の中でただ信仰だけを心の支えに日々耐えている。映像を見る限り100年以上前の設定に見えるが、これが2010年を>>続きを読む
イランの今の社会状況を映画から学んだ。
どこにでもいる普通の家族の家族旅行のようなリアルなやりとり、そこに悲壮感を感じさせることはなく、それ故、長男が旅立った後、自身を奮い立たせるように車内で大声で歌>>続きを読む
感想。「猫が可愛かった」
それ以上のものを求めない方がいいかも。
というか、猫だけで満たされると思えば、納得できる作品・・・
ドキュメンタリーとして何を伝えたいのか、いまいち私には刺さらなかった。
た>>続きを読む
多少の物足りなさは感じたが、古き良き日本映画(寅さん的?)もたまにはいいかも。
家族の繋がり、大切さが痛感できる内容だった。歳を重ねるにつれ、それは切実に感じる。
それと、高野豆腐店のような、誠実にコ>>続きを読む
引きこもり生活でレトルトのイカスミパスタを、唇を黒くしながらクチャクチャと食べるシーンが妙に印象に残っている。
この沼のような生活から外の世界へ引きずり出してくれたのは亡き父親…
陽子にとって、再生の>>続きを読む
3人の女性教師が赴任した先は、一人は西アフリカの電気も水道もない辺境の村に、一人は洪水で水没した村に、もう一人は遊牧生活を送る子どもたちの元に…。
それぞれの学校は建物と言うより小屋であったり、船の中>>続きを読む
冒頭、「安全を考慮して製作スタッフの名前は匿名となっています」とテロップが。出演者の顔も判明できないように隠してあった。
10名の匿名監督による短編作品をベースに、その作品と作品の間に、一般市民がS>>続きを読む
今回のクレしん映画は3Dにした事よりも、今の世相を色濃く反映させていた事がむしろ特色。非正規雇用や貧困など社会が抱える歪みから生じた不満分子は現実の事件ともリンクし、単なる子ども向けアニメとは一線を画>>続きを読む
アルジェリアの不安定な社会状況が作品を通して伝わってきた。
社会福祉も未熟で公的な支援制度も不完全な社会で、心身のハンディをおった女性たちが互いに寄り添い、「踊ることで」自分たちの生きる目的と喜びを掴>>続きを読む
20年前の作品。WOWOWにて視聴。レーニンとあるが舞台は1990年代の東ドイツ。母親のためベルリンの壁崩壊後も、未だ社会主義国家が続いているよう懸命に装う息子。コメディというよりホームドラマ。息子に>>続きを読む
はじめ老いたインディを見るのに抵抗があったが、シリーズラストという事で締め括りの意味で鑑賞。
ストーリーは、やや飛躍しすぎるのでは…とも思ったが、全体的にテンポ良く2時間半を超える上映時間でも淀みが無>>続きを読む