落語が原作と知って合点がいった。「人情」…現代では失われつつある日本人特有の情感が作品のベースにあって、それにサスペンフルでスリリングな要素を絡めたエンターテインメント時代劇。楽しめました!
江戸時代>>続きを読む
アップリンク吉祥寺で不定期上映している本作、やっとタイミングが合って鑑賞できた。
作品はフィクションだが美容院の一室から戦時下のガザの現実がリアルに伝わってくる。戦争がいかに愚かなものか…日本は先の大>>続きを読む
完成披露上映会にて鑑賞。
2020年、コロナ禍の日本で実際に起きた事件をモチーフにしたもの。これを拾い上げ、映像化してくれたことで私たちはこの名もなき少女の壮絶な人生に目を向ける事が出来た。
きっと彼>>続きを読む
グランピング建設の住民説明会のリアルなやりとりが私的に一番見応えがあった。住民が発する意見はシナリオが欲しいくらい自分の中に残しておきたい言葉だった。「自分も自然を壊す(木を切る)でもやりすぎはいけな>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。日本で暮らすクルド人難民家族の物語。難民認定が厳しい日本の実態が描かれている。本作も難民申請が不認定となり、在留資格を失った家族は生活に困窮していく。クルド人難民の事を、日本に>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。多様性をテーマに、重くならず、共感できる(少なくとも理解できる) ように描かれていた。
自分と同じ価値観を持った人がこの世に存在する… それだけで走り出したくなるように嬉しいん>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。この手の作品は陳腐になりやすいけれど、本作はテンポが良く、程よくダークで面白かった。山田涼介君がお尻まで出して…ちょっと感心したw
先日「ゴースト・トロピック」を観たばかりで、この監督の作風は認識していたので、睡魔に負けないようにと自分に言い聞かせていた(笑)
本作も主人公は移民。多くの移民が暮らすブリュッセルを舞台に、多文化の協>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。
今まで見た新海誠監督の作品の中で一番面白かった。
地鎮という、神様の存在はリアルに理解出来る。土地を鎮めるのは、もしかしたら、土地神様を敬い祀る人間の行為なのかもしれない。は>>続きを読む
Netflixにて。『奇才ヘンリー・シュガーの物語 他3編』のタイトルで本作の他に『白鳥』『ネズミ獲り男』『毒』の4本の短編をまとめて視聴。
どれも、独特なパステルカラーで魅せる、まさにウェス・アンダ>>続きを読む
終電を乗り過ごし、深夜の街を歩いて家路へ向かうという、いつもとは違う体験。その中で出会った人々…セリフは少なく、主人公の心情は観るものの想像に委ねられる。ストーリーも単純なようでいて、よくわからない部>>続きを読む
新宿K'sシネマにて鑑賞。障害や疾病などを抱えながらも自らの衝動の赴くままに表現行為を続け、それを日々の生きる糧にしている人たち…
落ち葉に息を吹きかけながら動物を折る青年、ロリータファッションに身を>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。
ストーリーが無理あり過ぎ。結果、もったいない、というか、残念…
夏木マリさんが湯婆婆w
ラブコメシネマ。物足りなさはあるが、たまには、ぽわ〜んと気楽に観れる作品もいいかも…w 但し、見終わった後、何も残らないが…
作品のテーマはあくまで原爆を開発した一人の物理学者〈オッペンハイマー〉の半生であって、原爆そのものの是非を問うものではなかったというのが感想。核軍縮や非核化への流れに繋がってくれれば、と思ったが……
上空に巨大なUFOが常に存在するという非日常を日常として仲間と共に楽しい高校生活を送る主人公… このアンバランスが興味深い。ただ、それだけでなくその奥に深いストーリーが垣間見えて、謎も深まり…後章への>>続きを読む
ヤングケアラーがテーマ。現実は想像を絶するシビアなものだと思うが、本作はその過酷さを必要以上に描かず、絶望よりも希望を見い出す作品に仕上がっていた。
本当は自身が援助を必要としているギリギリの状況なの>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。最初はこの遭難者が霊峰富士山にサンダル、短パンで登る外国人観光客と被り、ただ迷惑でどうしようもない奴と見ていたが、まぁ彼なりに事情があったわけで…
で、結局、助けた彼によってそ>>続きを読む
震災で妻を亡くし心に深い傷を背負いながら生きている主人公。無骨で不器用だが他人を思いやる優しさを持った男をピエール瀧が好演。安定の存在感だった。
人間の善意と悪意が交差する作品。その中でもマスゴミは本>>続きを読む
1シーン1シーンは奇想天外で面白いんだけど…
なんだろう、例えが陳腐だが、美味しそうなものをたくさん振る舞われて嬉しいんだけど、メインの料理が出てこなかった。眼福だけど満たされていない感じかな…
決して「いい映画」とは思えないが「面白い映画」であることは間違いない。脚本の力によって最後まで緊迫した展開のまま引き込まれて行く。
ワンコの演技も素晴らしいw
自宅にまで押しかけるマスコミの過剰な取材>>続きを読む
前回、同じポレポレで鑑賞した障害福祉サービス事業所に集う人々を描いた「フジヤマコットントン」同様、本作も「取材」ではなく「ありのまま」の姿を歳月をかけて丁寧に寄り添いながらリアルに映し出した作品。作り>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。主演の永野芽郁が良かった! 私が知り得る限りで今まで見た永野芽郁で本作が一番かも。
虐待やDV、自殺など世相を反映した内容だが、重いストーリーを寓話的に演出していたのが救い。さ>>続きを読む
以前WOWOWで放送されたものを録画していて、先日やっと鑑賞。ジャズには疎い私でも、楽しめた。好きなものにがむしゃらに突き進んでいくストーリーは素直に肯定できる。熱量がある作品。
優しさに満ちていながら痛みを伴う作品だった。
52ヘルツのクジラの鳴き声は、あまりに高い周波数で他の仲間には届かない。それは私たちの社会でも聴こえない誰かのSOSと同じだ。
主人公はその声をキャッチし>>続きを読む
冒頭のシーンから惹き込まれた。朝、目の前に富士山が見える道を男性が一人歩いている。カメラはその後ろ姿を追っている。ナレーションも音楽も無く、ただ足音だけが心地よく響く…
男性が向かう先は山梨県にある障>>続きを読む
丁寧にじっくり創り上げた作品。エリセ監督の映画への愛情がこちらにも伝わってきた。
ワンシーンごとが絵画のように美しく、キャストの重厚な深みのある演技にも魅せられ、169分の上映時間は飽きることなく、満>>続きを読む
青みがかった独特な色調で始まり、それが自分の家から親戚の家へと向かっていくと、しだいに光がさした明るいトーンへと変わっていく。その繊細な映像表現が少女の心情と重なって、詩情あふれる作品に…
今までおか>>続きを読む
確かにチョコレートは不思議な力があるのかもw これは、チョコが食べたくなりますね。
「ダウントン・アビー」のカーソンさんが出演されていたのは嬉しかった。
魅惑のチョコレートに満たされて、これぞ、ファン>>続きを読む
紛争地帯の現状を、教育を受ける事も出来ない貧困社会の現実を… 映画で世界を知る事が多い。
この作品もそうだった。
当たり前のように平和を享受している日常を、改めて思い知らされる。自分の周囲だけでなく>>続きを読む
西部開拓時代のオレゴン。1820年代という事は日本の江戸時代だけど、江戸の町の方がはるかに華やいでいたんじゃないかと思うほどの未開の地。そこに初めの牛がやって来た。で、ファースト・カウなんだけど、タイ>>続きを読む
大都会の片隅で慎ましく暮らしている中年の一人暮らしの男。側から見たら負け組に映るかもしれない。だが、人の幸せに一定の基準なんて断じてないと、この作品は語っている。
実際、主人公は日々の楽しみを持ちなが>>続きを読む
最初の1カットを観た瞬間、「あ〜カウリスマキだ〜」と嬉しくなった。『希望のかなた』から6年ぶり、あの独特な映像のライティング、ノスタルジックな北欧フィンランドの雰囲気、無愛想が魅力な登場人物、そして、>>続きを読む
試写にて鑑賞。19世紀末フランスの片田舎に建つシャトーを舞台に、当時の厨房で作られる美食の数々。食材の美しさ、特に調理する過程の流れるような動きは圧巻で、画面に釘付けになる程、惹きこまれた。出来上がっ>>続きを読む
東京国際映画祭にて鑑賞。自分は他人とは違う。その違和感から疎外感を感じ、自身が存在することにも自信が持てない…そんな生きづらさを抱えた人たちが、絞り出すように訴えるセリフが胸に刺さって、メモを取りなが>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。
雨の休日、自宅のリビングで寛いで視聴するにはこのくらい軽めの作品でもいいかもw
イタリアらしさが散りばめられたコメディ。食事のシーンで、イタリア女性の食べっぷりが印象的。