はじめ老いたインディを見るのに抵抗があったが、シリーズラストという事で締め括りの意味で鑑賞。
ストーリーは、やや飛躍しすぎるのでは…とも思ったが、全体的にテンポ良く2時間半を超える上映時間でも淀みが無>>続きを読む
アイデア勝負の意欲作。ミニシアター系の劇場でやりそうなのに、まさかTOHOシネマズ日比谷で上映するとは(笑)
人の少ない貴船の風景が美しく、今の外国人観光客のオーバーツーリズムの現状からは羨ましい景色>>続きを読む
行政と住民が一体となって昔ながらの自然を守りつつ、15年以上かけて少しずつ完成させた神話ゆかりの道「記紀の道」。
地域に流れる小川周辺の掃除を日課としている方、蛍を育てる方、季節の花を植栽する方々… >>続きを読む
モロッコの街並み、人々の営み、暮らし… 今まで知り得なかったモロッコのリアルな姿を作品を通じて鑑賞できた。主人公の妻の好物でもある、市場で売られている小さなミカンが物語の所々で印象的に描かれていた。>>続きを読む
11歳の頃に、自分の父親の人間としての未熟さなんて大抵、理解できないだろう。父親と同じ年齢になった娘と鑑賞者が共通した視点で、当時の父親を俯瞰して観る。物語は多くを語らず、結末も曖昧なまま終わるが、そ>>続きを読む
登場人物それぞれの視点から物語は描かれていく。
何が真実なのか、怪物とは誰なのか… 見る前はそんな興味を持っていたが、見終わって、そんな答えは不問だと気づく。予告編の「かいぶつだーれだ」に惑わされた>>続きを読む
ドキュメンタリー映画が好きでよく観るが、本作はいい意味で制作側が何も手心を加えていない。よくあるナレーションもBGMもなく、淡々とあるがままの日常を映し出している。この作品をどう捉えるかは観る者に委ね>>続きを読む
移⺠⼤国フランスが抱える社会問題を、暗く描かずコミカルに人情味溢れた作品に仕上げているが、反面、現実はきっともっとシビアなんだろうと想像しながら鑑賞していた。
実在するシェフをモデルにした物語で、登場>>続きを読む
たまたま迎車に向かった乗客は92歳の老女。パリの街を走りながら語る彼女の思い出話は、主人公のタクシー運転手が抱える問題など、取るに足らないちっぽけなモノに思えるほど、壮絶な半生だった。そんな辛い過去を>>続きを読む
ちひろさん、という複雑な要素を抱え込んだ、でも何とも言えない魅力的な女性像を作り上げた脚本を称えたい。その役を、ある種の切なさを漂わせながら演じた有村架純が良かった!! 主人公の心にある闇…(それを具>>続きを読む
東日本大震災の福島第一原発事故後、牛とともに生きてきた酪農家の3人の母ちゃんを10年の歳月をかけて追ったドキュメンタリー。
放射能汚染で全村避難が決定し、泣く泣く牛を手放した人、牛を連れて別の地で酪農>>続きを読む
日常の暮らしの中に本があるって、素敵なんだな…と。ネット社会のいま、この世界観は新鮮に映った。
所々、睡魔に襲われたが、つまらないからではなく、あまりの心地よさに・・・
性別や年齢や障害の有る無し… 人を分別する全てを取り払い、本当の意味での多様性つまり凸凹を受け入れ融合する。映画「チョコレートな人々」はそんな魅力的な凸凹な人々が溶け合い日々を生きて行く姿をリアルに追>>続きを読む
劇作家アラン・ベネットと不可思議な老女との親交。アラン・ベネットは実在する人物で英国を代表する劇作家だそうだ(知らなかった)。本作はこの作家の実体験をもとに描かれた回想録でほぼ実話とのこと。実話となる>>続きを読む
いつも意識せず当たり前のように周りに存在している電車や車などの街の騒音…。本作ではそれが騒音ではなく、詩的な音に聴こえてきた。
聴こえない世界は想像するしかない…だから本作も同じ聴覚障害者を描いた「コ>>続きを読む
実話である事が先ず好い。村人の閉塞感を払い日常を輝かせる、まさにドリーム、奇跡のようなストーリーでも、実話という事で納得できる。
平地レースに比べて障害レースは見ていてハラハラした。というか馬が怪我で>>続きを読む
主人公の人柄が魅力的。よく出来た夢物語の感もあるが、万人に好まれるエンタメ作品。庶民には高嶺の花のDiorのドレス、でもラスト、見事に着こなしているのはレスリー・マンヴィルの女優としてのオーラであり、>>続きを読む
何の情報も無く鑑賞した。不思議な空気感のある作品だと思ったら、1985年制作という… ただ古さは感じない。主人公が何故今に至ったのかその経緯も目的も明かさぬまま、観客は彼女とともに旅を共にする。その曖>>続きを読む
今年1作目。なのに不覚にも途中、寝てしまった(汗) ただ、決してつまらなかったわけではない。美しい景色と心地よいナレーション… それに、わずか29席のアップリンクのスクリーンが近すぎて、リクライニング>>続きを読む
クレしん信者としては原恵一監督作品は見ないわけにはいかない、という事で鑑賞してきた。ストーリー、背景の美しさ… どれもハイクオリティでした。
でも私的にはエンディングのイラストが一番グッときた!あの、>>続きを読む
ルイス・ウェインの生涯を描いた伝記映画。画家としては成功をおさめたが、彼の人生はなかなか厳しいものだったんだね。晩年、ネコの絵が抽象的に変化していくのがリアルだった。
新婚時代を過ごした村の風景や、ラ>>続きを読む
1作目も良かったが2作目も面白かった。実際にあった出来事を元にしていたとは…
主人公は今回もチャーミング。そして母親役のヘレナ・ボナム=カーターがいい。大好きな女優さん。
モリアーティとワトソンの設定>>続きを読む
自然豊かな信州の山里で、畑で育てた野菜や山で採った山菜やキノコを使って料理を作る。その営みが四季折々に丁寧に味わい深く描き出されていた。主人公は妻に先立たれ独り暮らしだが、年の離れた恋人が時々訪れて手>>続きを読む
泣かせどころをシリアスに描かず、笑いに変換させ包んだ事で逆にいい感じの切なさが出ていたと思う。
ただ、最後の不死鳥や天国のシーンは…??? いささか引きずり過ぎた感が。
キャストが皆、ピュアでみずみずしく、気持ち穏やかに鑑賞できる作品。小寺さんのキャラが魅力。こういう人こそ今の世の中に必要なのかも。
たまたま同じアパートの住人同士… 永くは続かないかもしれない。いっときのあやふやで儚い、でも、温かな繋がり。更生するために歩み出した主人公にとって、ここは救いの場所だった。
何か過去を背負って生きてい>>続きを読む
心が弱っている時に観たらシンドイ作品かも。今回はコロナだったが、この先も平穏な日常を揺るがす非常事態はまた起こるかもしれない。でも、たとえ何が起きようと、それに耐えうる生活の備えは必要だと改めて思った>>続きを読む
いつもテレビで見ていた面々がスクリーンに映し出されて、一瞬妙な気分だった。グランサム伯爵が痩せたように見えたんだけど……
大好きなダウントン・アビー、これで本当に終わってしまったんだね……
TVシリ>>続きを読む
ウェス・アンダーソン監督作品という理由で鑑賞。CGを使わず、敢えてストップモーションアニメにチャレンジした本作は、1カット、1カットがアニメというより絵画のようで、アートを楽しむように鑑賞できる。期待>>続きを読む
先日ドラマ全6シーズン見終わって、新作の映画を鑑賞する前に時系列的にも本作を先に配信で鑑賞した。
TVの最終回から2年後、少しだけ髪型が変わった人もいたけれど、皆さん健在でw 特に今回はハリーポッタ>>続きを読む
先日、11年ぶり全線再開のタイムリーで鑑賞。絶景の中を走る秘境鉄道として撮り鉄のみならず、コロナ前には台湾などの海外観光客の撮影ツアーもあったほどのフォトジェニック。
でも…観ていてそれだけでいいんだ>>続きを読む
森で出会った少女は8歳のママだった。時空を越えて展開する物語。だが、ミステリーとは違う。強いて言えばファンタジー映画。いちばんの見どころは、二人の少女の可愛さ(美しさ)。このビジュアルに惹きつけられる>>続きを読む
物語の終盤、蓑山さんが主人公に打ち明ける自分の家庭の話、これが本作の核心だと、私的に思った。夫婦が共に当たり前に暮らしている事のありがたさを指摘してくれた。これで、ディスってばかりいる妻たちの軽薄さが>>続きを読む
日本の映画館でフランスのヴァカンス気分が味わえる。
スリリングな展開も無く、のんびりと鑑賞でき… (所々睡魔に襲われたw )
ストーリーも登場人物も毒気がなく、いい保養になるかも……
自分に自信のない独身女性が、ひと夏の子守のアルバイトで知り合う女の子とのハートフルムービー … などと思っていたら大間違いだった。
人は誰もが過ちを犯す。その過ちに気づき悔いる事が出来るかどうか… >>続きを読む
実家の旅籠は当時としたら寂れたものだったかもしれないが、自然に囲まれた情緒ある佇まいで、素敵だ!って思った。世界で初めてのレストラン誕生の物語。そこにフランス革命という時代のエピソードも加味されて、よ>>続きを読む