静かに柔らかく、じんわりと心に響いた。
人は半分は自分のために、でももう半分は誰かのために生きているんじゃないかな… そんな事を思わせてくれる作品だった。
一人の少年が誘拐されたのに警察も学校も何も動かないと言う、極めて非合法で不条理な内容。 なのに、それを差し引いても余りある映像美で、残酷な物語を幻想的に魅惑的に変幻させた。惹きつけられます。
試写にて鑑賞。予告編の印象では軽めの作品かと思っていた。監督自身が自死遺族だった事を終了後のトークショーで知った。「家族」という絆が本当はどれ程深く重いものか、鈴木家の現実を前にして、その重さを反芻し>>続きを読む
試写にて観賞。残虐な殺戮シーンも死体も血痕も、不思議とすべてが「ビューティフル」だった。NYの大都会を舞台にした、ある種魅惑的でブラックなおとぎ話…好みです。
熊谷守一はMOMATでも特別展が開かれ興味のある画家だったが、映画を観て、あらためて作品を観賞してみたいと思った。野良猫や雀、小さな虫たちが棲む庭は温かく、その温もりは人間までも引きつけるのか、熊谷邸>>続きを読む
クレヨンしんちゃん新作映画
しゃかりきに正義を主張する事なく
他人を許す柔らかい心
他人を認める広い心
他人を想う優しい心
これらを、完璧にユルっと脱力系の笑いに換えて、それ故>>続きを読む
作品としては最後まで凝視する出来だったが、観る者に全く救いの無いものだった。
途中、この両親に制裁を!と願っていたが結局、明解な贖罪も無く、混沌とした想いだけが残った。
息子が生死の狭間にいるかもしれ>>続きを読む
試写拝見しました。ドラマチックな展開はありませんが、主人公の日常がしみじみと丁寧に愛情にあふれて映し出されていました。なんとも雰囲気のある作品です。この雰囲気を心地よく楽しめる一本です。あと、犬飼いさ>>続きを読む
試写で観賞。日本社会とは異質な世界観だが、ある種の緊張感をキープしたまま最後まで観賞できたのは、映像の魅力とともに監督の力量の所以かと。正直、感動は得られないが、独特な余韻は味わえる作品だと思います。