ギネスさんの映画レビュー・感想・評価

ギネス

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

事前情報なしで鑑賞。登場人物がまあまあ多く、誰がどういう立場で何を言い争っているのか、わかりずらい。ノーラン作品の中では分かりやすい方だが、白黒とカラーの違いが何を意味しているかわからないと更に分かり>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.9

舐めてた相手が実は殺人マシンでした映画の代表格、ミスターノーバディを鑑賞。イコライザーや96時間に通ずるところはあるが、この作品個性もあり、あっという間の90分。まあまあ、やられるところが、痛々しくて>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.5

あんまり観ている人いないけど、これは良いね。観る人の層が偏ってしまうと思うけど、ゼロダークサーティ、アメリカンスナイパー、ハートロッカー辺りが好きな人なら、是非。ジェイクギレンホールの主演作品で、彼が>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.9

ジョン・ファブローの圧倒的エンターテイメント感が満載。見た目も冴えず、運にも見放され、お金も無い中年男に悲壮感は全く無い。どんなに落ちぶれても、誰にも媚びないこの自然体な感じ、なかなか出せるものでは無>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.6

プレーステーションをやったことがなくても、グランツーリスモを知らなくても、この作品は何も考えずに観た方が良い。ゲームを映画化した作品だから面白くなさそうとか、ゲームとコラボしたコマーシャル要素の強い作>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

生涯ベスト3に同じ事故を映画化した「生きてこそ」を入れている。この話自体が真実のストーリーであるという重みがあることに加えて、この極限状態の中での人間の尊厳を描いた作品であることから、その衝撃は凄まじ>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.9

これはやばい。プリズナーズ、ボーダーライン、メッセージと大好きな作品を世の中に贈り出したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。出世作と言われている本作をようやく鑑賞。なぜ観ていなかったのか、本当に後悔。いや、>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

文句なしに良い映画。キャストもテンポも良い。家族それぞれのキャラクターをしっかりと端的に描き切っている。それが余計な説明などではなく、映画的描写で過不足なく表現できているところが素晴らしい。それがない>>続きを読む

アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

4.3

アメフトに全然詳しくなく、カートワーナーが誰なのか知らなくても全然問題なし。アメフトの話として、気軽に観ればよい。ルールもわかんなくても、アメフトが全米の大人気スポーツであることは誰でもわかる。ストー>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

前情報ゼロでU-NEXTで鑑賞。何を見せられているのかわからない時間が流れる。余白かなり多め。ロードムービー?ハンディカムの映像がところどころに流れるので、ホームムービーを観ているような錯覚も。映画的>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

映画館で鑑賞。あまり知られていない不都合な真実の物語。キャスティングも素晴らしく、雰囲気もあって名作であることは間違いない。抑揚に抑えが効いており、重厚なストーリー。ただ、間延びもする。なんと言っても>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.4

予想外だった。予想を裏切ったのは時間配分と描くポイント。え?もうそっち?って感じでした。子供も女の子ではなく、男の子。こう言う話が本当にあったかと思うと観るのは辛いが、これはみておいた方がいい。評価が>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.4

ジョンウイックとの比較で見るとこの作品の個性がより感じられるのでは。ジョンウイックの最新作はやり過ぎなところもあり、どこかゲームの世界のようになってしまったが、イコライザーは全く違うテイストの作品。初>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

このシリーズは全てを見ている。最初、このタイトルの設定が見えず、徐々に明らかになって行く展開にワクワクした。流石にシリーズ4作目となると新しい設定はなく、ややマンネリ感もあるが、安定の面白さとかっこよ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.6

事実に基づく作品で、その事実が歴史に残る事件なので、そもそも面白い。日本のダメなところが凝縮された事件で、全国の学校で教えても良い題材。失われた30年は必然だったのだろう。自らが招いた結果であり、今の>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

なかなか面白かった。観るのが辛いかなと思ったが、特段描写的に観づらいシーンもなく、よく練り込まれた恐怖と向き合える緊張感がたまらない。ほぼ主人公と母親だけで構成されており、登場人物も極めて少ないのが、>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.1

全てを受け入れて笑える準備が出来ていれば楽しく観れる。倫理観とか、そういうものは全てこの瞬間だけ忘れる。それができれば、笑えるコメディ映画。フランスやばいな。これが作れるのはすごい。皮肉たっぷり、ユー>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

サクッと鑑賞。アクション映画好きなら観るしかないでしょう。映画館で観るべき作品。相変わらずトムクルーズの無茶なアクションシーン満載。車、バイク、馬、列車、飛行機、ヘリ、ボート、なんでも出てくる。イタリ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.2

ハリウッド映画とは違う面白さ、違う視点、違う演出があって、オリジナル要素満載で素晴らしい。評価が高いのも納得。目を覆いたくなるほどの残酷なシーンや、そんな馬鹿なとありえない演出もあるが、どれもこの映画>>続きを読む

島守の塔(2022年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーに続いて鑑賞。コロナ禍の撮影で途中休止などを経て映画化までこじつけた作品とのこと。島田叡の人間性はわからないが、萩原聖人演じる彼の姿に違和感はなく、きっとこんな感じだったんだろうなと。>>続きを読む

生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

3.8

ネットフリックスで鑑賞。沖縄本戦での1人内務官僚、戦前最後の沖縄知事の葛藤を追うドキュメンタリー。我々、日本人が誤認なく、知るべき真実。もちろん、歴史は解釈があるので、全員が同じ認識をするわけではない>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

天気の子が想像よりもだいぶん良かったので、その勢いで映画館で鑑賞。映像や音楽は素晴らしく、新海誠の個性たっぷりの作品となっている。ファンタジー要素をどう捉えるかで随分感じ方が違うのかなと。個人的にはや>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.0

今から30年前に衝撃を受け、旧三部作を全て鑑賞し、この最終章に向けて新三部作の2作品も観た上で挑んだが、なんだこの駄作は。とりあえず懐かしのキャラクターを集めておけばファンは喜ぶんだろう的な雑な作り。>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.7

映画館でしか体験できない大画面IMAX3Dで鑑賞。事前に前作を鑑賞して、記憶と気持ちをリフレッシュして挑んだ13年越しの続編。超大作の名に相応しい、とんでもない作品だった。アバターの動き、顔の表情、周>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.5

続編鑑賞のためにおさらい。2009年の作品だが、今見ても全然古くないし、驚愕の映像美。しかもよくできたストーリー。当時観た時もすごく面白かった記憶があるが、いま見てもかなり面白い。上手く人間とアバター>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.4

スラムダンクの原作ファン。漫画はセリフを暗記するぐらい何度読んだかわからない。アニメは全く見たことがないので、声優が変わったとかの騒ぎは全く影響なし。この作品を見てなぜアニメとは違うフルCGで見せたか>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.8

「君の名は。」を観て、「秒速5センチメートル」を観て、「言の葉の庭」を観て、もう一度、「君の名は。」を観て、ようやく新海誠作品を堪能することができたと感じている。アニメは罪深い作品で、なぜなら作り手の>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.8

お見事!いい作品は最初から違う。ぐっと惹きつけて、あっという間の107分。ディテールが違うし、見せ方が最高にいい。映画的ストーリーテリングを完璧に体現している作品。最初にお父さんが登場する、新聞を読ん>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.5

この作品を観るきっかけがジェシカ・チャステインかエディ・レッドメインという人が多いと思う。暗い雰囲気の中、過度な演出もなく、淡々と物語は進んでいくので、この作品が実際にあった卑劣かつ狂気な事件を基に作>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.2

傑作「きっとうまくいく」の監督、主演のコンビが作ったボリウッド娯楽作品。神様、宗教、伝統など、難しいテーマを扱った作品だが、主人公が宇宙人という設定なので、何を言ったところで、地球外生物から見たらそう>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.2

心の洗濯。アジア人のルーツみたいなものに触れる作品。ブータンは遠く離れた国だけど、何か感じますね。人々の振る舞いや子供達の笑顔に癒され、日頃の雑念を忘れさせてくれる。完全ゼロクリアになる感覚。ストーリ>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

4.2

映画としてではなく、ドキュメンタリーとして臨場感たっぷりで、最後まで目が離せない。この挑戦を映像化し、世の中に出してくれたことに感謝。また、「メルー」のジミー・チンが出てくるところがこの業界における彼>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.2

M28。ドクターストレンジはMCUの中でもやや突飛なキャラクターで、毎回受け入れられるか不安になりながら観賞していて、今までは絶妙なバランスでなんとか消化してきたが、今回はちょっとついていけなかったで>>続きを読む

ディズニーネイチャー ホッキョクグマの子育てサバイバル(2022年製作の映画)

4.0

ディズニープラスにてサクッと鑑賞。いゃ〜すごい映像。自然に勝るものはないと思わせるほどの執念の撮影。本当に北極の極寒の中にいるかのような錯覚さえも覚えるほどの臨場感溢れる映像で魅入ってしまった。ホッキ>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

M26。飛ばしていたエターナルズを鑑賞。アベンジャーズがある意味完結し、スパイダーマンがグランドフィナーレを迎え、次のヒーローを探しながら、先日シャン・チーを観て、今回はエターナルズを鑑賞。マーベルの>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.6

M25。マーベルでアジアンカンフーをやるのならもっとかっこいい主人公にして欲しかったかな。親父のトニーレオンがカッコ良いのに、肝心の主人公がややキャラ不足。ジャッキー・チェンぐらいのスーパースターが生>>続きを読む

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