ギネス

フリーソロのギネスのレビュー・感想・評価

フリーソロ(2018年製作の映画)
4.2
映画としてではなく、ドキュメンタリーとして臨場感たっぷりで、最後まで目が離せない。この挑戦を映像化し、世の中に出してくれたことに感謝。また、「メルー」のジミー・チンが出てくるところがこの業界における彼の存在が大きいことがよくわかる。アレックスは恐怖を感じる脳のある部分があまり反応しないということが劇中にでてくるが、なんでそんなことをするのって思うけど、どうやら死を感じることで生を感じる部分があり、それを強く感じたいと願う人たちが僅かではあるが存在するってことかと。フリーソロってのは、あえて命綱を外して一瞬先は死という状況を作って手足だけで崖を登る競技で、この命綱なしってのが、やっぱりとてつもなく恐怖を感じるわけで、脳内麻薬ドバドバ。僅かな隙間に体をねじ込ませて登っていくシーンを遠目から撮っているところがあるが、観ているこちらが気分悪くなるぐらいのとんでもないチャレンジ。彼女とのやりとりに少しホッとする部分もあるが、どうか末長く生きて欲しい。
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