ギネスさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ギネス

ギネス

映画(300)
ドラマ(4)
アニメ(0)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.1

エヴァの最高潮部分を大胆にもリビルドして、マックスを振り切って、エンディングまで駆け上がったのは見事。多くのファンが求めているのはきっとコレだろう。人間描写も人間関係もアニメ版とは比べ物にならないぐら>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.9

紛うことなきファーストガンダム世代。エヴァは、テレビ放送終了後数年経った時に、巷で何やら盛り上がっていると言う話を聞きつけ、大学生の時にテレビ版をビデオで借りて一気に観たのが最初で最後。途中まではまあ>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

ハズレなしのデブ・パテル主演で、周りもどこかで見たことのある俳優陣で固められているが、実話ベースなので、演出は控えめで、終始絶望感が漂う無慈悲な作品。美しく歴史のあるタージマハールホテルが無惨にも破壊>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

これはマーティン・スコセッシのキャリアの総決算であり、言うならば笑っていいともの最終回みたいなもんなので、登場人物が多いとか、上映時間が長いとか、編集が冗長とか、そう言うことではないのかなと。映画館で>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.8

結構面白かった。時代背景もあるが、この世間知らずの女性が、いいように旦那に利用されていく姿が痛々しい。映画としてはテンポも良く、サクッと見れてお手軽。このお手軽な感じに仕上げてくれているのがティム・バ>>続きを読む

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.2

何年か前に見た記憶があるがWOWOWでやっていたので鑑賞。ニコールキッドマンが若い。くだらないコメディ映画だけど、くだらないことがわかっている前提で見るとまあまあ見てられるレベル。この時代では先進的な>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

ウソのような本当の話で、そしてなんとアカデミー作品賞。一貫してシリアスな雰囲気を纏っており、銃撃戦などのアクションなしでここまで緊張感ある作品を作ってしまうんだから、映画的演出が本当に素晴らしい。物語>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

CGという今や映画には欠かさないテクノロジーが映画界に解き放たれた時に出てきた作品の代表格はスピルバーグのジュラシックパークだろう。これでもかと言わんばかりにCGの可能性を世に知らしめたが、その翌年に>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.5

この作品をみる前にまずHBOドラマ「チェルノブイリ」を観ることを強くお勧めする。全5作なのでそれほど時間はかからないのでそれを観て原発事故がどれほど恐ろしいか、悲惨かを体感するとこの作品の見え方もずい>>続きを読む

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.5

シークレットサービスにフォーカスを当てて作品の個性を作り上げてきたシリーズであり、今作が3作目でおそらく最終回。今回は裏切り者扱いされるところからどう挽回していくのかというところが見所。世の中にある超>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

何十年ぶりかに再鑑賞。完全版なので当時見たものとは少し違うが、レオンはやはり歴史に残る傑作ですね。初めから、ワクワクさせるカット割で最初から最後までずっと面白い。もちろん、ジャン・レノもナタリー・ポー>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.0

実話に基づく話。何気なく見たが意外と面白かった。母親の描き方もよく、非道な誘拐犯とドケチな身内の大富豪との戦いがスリリングで、展開に飽きることなく楽しめた。ストーリーも良かったが、映像全体が重厚で観て>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(2018年製作の映画)

3.8

一気に見終わってしまった。この後にファーストガンダムが始まることになるが、このテイストでこのまま一年戦争を作ってくれないかなと切に思ってしまう。漫画Originではそこまで書いているわけだから、それを>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦(2017年製作の映画)

3.8

オリジンを観ているとあの当時は何も分からずガンダムを楽しんでいたことを改めて感じる。ストーリーよりもモビルスーツに一喜一憂していたような記憶があるが、それもそのはずで、小学生にこんな壮大なスケールを理>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜(2016年製作の映画)

3.7

ララァ・スンも登場し、往年のファンなら感動ものシーン満載。ようやくモビルスーツも登場し、月面でのミノフスキー博士の逃亡シーンはモビルスーツの動きが新鮮で見ているだけで楽しくなってしまう。これも全て、あ>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起(2016年製作の映画)

3.9

3作目からグッと面白くなってくる。なんと言ってもザビ家の末裔ガルマとシャアが同じ士官学校で訓練をしており、そのとき既にシャアはガルマを子供扱いしていたものの、ガルマの出世に一役を買うなど、いい関係を築>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア(2015年製作の映画)

3.6

2話目はセイラ・マス、いやアルテイシア・ソム・ダイクンにフォーカスを当てて、徐々にジオン・ズム・ダイクンの死後、その子供達がどう生きながら得たのかが描かれる。ファーストガンダムを見ているときに幼ながら>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015年製作の映画)

3.6

ファーストガンダムど真ん中世代が待ち望んだ本当のガンダム。ファーストガンダム放映後、ガンダムを追い求めてΖやZZを見ても今ひとつ感情移入出来ず、ようやく逆襲のシャアでなんとかその気持ちに整理をつけて2>>続きを読む

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.5

骨太の社会派の作品として高い評価を受けるべき作品。作品としての完成度は相当高いと思う。レオナルド・ディカプリオの作品の中ではあまり知られていなかったりもするが、彼の作品の中でこれを1番にあげる人もいる>>続きを読む

ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

3.8

昔のアクション映画が観たくて、もしかしたら見たことあるかもしれないけど、レニー・ハーリンの作品をチョイス。CGバリバリの映画に慣れてしまっていたので、このテイストは懐かしいし、90年代のアクションコメ>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.1

マイケル・ベイの娯楽作品。まあそれほど興味があったわけではないが、とりあえず観ておくかというレベルで鑑賞。設定が大雑把で、アクションシーンがごちゃごちゃしていて、よく分かりづらいのと、強さの設定が無茶>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.1

邦題が最悪。全くこの作品の本質を表していないし、「世界一キライ」なんていうシーンも全く出てこない。原作の「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」で良いのに、なんでこんな変な邦題を付けたのか。事前情報>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

アリ・アスター監督の長編デビュー作。ようやく観ましたが、これはホラー映画の中ではどういう位置付けなんだろうか。ホラー映画をそんなに観ているつもりはないが、ネットでホラー映画ランキングを検索するとまあま>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

ダークナイトは映画史に残る傑作だと思うし、インセプションは監督として天才であることを証明したと思うし、インターステラはスタンリーキューブリックの2001年宇宙の旅に匹敵する名作だと思う。ノーラン作品と>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

新海誠は「君の名は」を観る前に、「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」あたりを観て、まず彼の世界観に慣れてから観たの方が断然いい。とはいえ 多くの人が「君の名は」から観てしまい、「君の名は」しか観て>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.1

ロアルド・ダール原作。ストーリーは単純で原作もまあこんな感じ。これはアン・ハサウェイのグランドウィッチとオクタブィア・スペンサーのグランマを楽しむ作品だから、まあストーリーは期待していないので問題なし>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

これだけ流行っているわけだからということで、テレビ放映分も事前に見て、しっかり勉強した上で映画館で鑑賞。これほどまでに世間が熱量を帯びたのは鬼滅の刃の人気はもちろんのことだが、やはり今作の主役である煉>>続きを読む

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.3

前作のメンバーがほぼ出演しており、違和感なく物語には入っていけるが、上映時間99分も影響していると思うが、前作に比べるとあっさりした印象。特に今回は舞台がイギリスなので、ロンドン市警やSASとのコラボ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.8

映画を何百本と見てきた人なら、この作品がいかに完成度が高いかわかるはず。お見事!と言わざるをえないデキデキの作品。SAWシリーズの脚本担当であるリー・ワネルが監督を務め、透明人間というゴシックを題材に>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.8

観始めてしばらくは、アクション映画って、もう少し若くて、イケメンが主役をやるのでは?大統領役の俳優の方が、まだ花があるのでは?と思ってしまったが、観ているうちに、それも気にならなくなるぐらい、いい感じ>>続きを読む

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.5

当時、バッドボーイズを初めてみたときは、そのクールさと軽快さに衝撃を受けた。まだバディムービーという言葉もそれほど知られていない時代に、突如彗星のごとく現れたポップで軽快な二人のやりとりに心を躍らせた>>続きを読む

ダイバージェント FINAL(2016年製作の映画)

3.1

もともと三部作と知って、鑑賞してきたので、どうしても最後に期待が膨らむが、まあ、予想通りというか、予想を上回ることはなかなか難しい。本シリーズは、他の人も言っている通り、世界観や物語の設定、キャスティ>>続きを読む

ダイバージェントNEO(2015年製作の映画)

3.4

ダイバージェント2作目。ケイトウィンスレット扮するジェニーンとの対立が明確になり、5つの派閥の中で敵や味方も出てきて、さらには無派閥の軍団も登場し、物語は大きく動き出します。世界観の好き嫌いはあるかも>>続きを読む

ダイバージェント(2013年製作の映画)

3.2

人類を五つの派閥に分けて分類・管理する未来社会という設定の中で、どこにも属さない異端児(ダイバージェント)の葛藤を描いたSF映画。本作は小学生の頃にハリー・ポッターシリーズにどハマりした子供達が、中学>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

シリーズ3作目。ジョン・ウィックは間違いなく、強烈な個性を発揮する秀作。この作品を見てから、他のアクション映画を見ると、どうも生ぬるく感じてしまう。そもそもジョン・ウィックが殺す人数が半端ない。殺し方>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

シリーズ2作目。ホテルコンチネンタルや金貨など、お馴染みの設定そのままに、徐々に世界観も明らかになってくるので、観ていてワクワクが止まらない。ただ、元殺し屋や元CIAが、ひょんなことから、意に反して事>>続きを読む