SunO2さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

SunO2

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カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

3.5

テンプレすぎる脚本だが細かい描写が中々イイ。A.ダダリオの出のショットは、グラサン+プール。自転車持ってきて、といいつつ全く使わず。ビル倒壊で嫁が逃げ惑うところで、再婚相手の嫌味な姉(カイリーミノーグ>>続きを読む

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.0

夢見る様な、心踊るような事は何一つ起こらない。個展が迫る(〆切に追われる)、飼いネコがハトを怪我させて、かくまう羽目になる、給湯器が壊れ風呂に入れなくなる。父母兄弟バラバラに暮らしつつ、仲違いというわ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

近未来というよりは昭和初期。どことなく伊福部昭を思わせる劇伴、多分丸尾末広のファンに違いないと妄想。基本ムーンライズと似てて、ガキどもが大人に反逆する話。新学期操行ゼロ的な。

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マッドヴィクトリアンファンタジー的な。首無しのままでいて欲しかった...

唇からナイフ(1966年製作の映画)

3.0

話がよく分からず。各シーケンスがつながってる様なつながって無いような。主人公、政府筋、悪党、それぞれがペア。連続活劇的な感じ?と思ったが、本当はよく知らない。モニカ・ヴイッティはコメディの方がいいなぁ>>続きを読む

ストレイ・ドッグ(1984年製作の映画)

-

主演ビル・ライス。画家の男がファン?の変な男に犬のように(擬人化?)付き纏わられて、アトリエまで連れてきてしまうが、男は勝手に腕がもげたり流血したりするといういつもの感じ。

真実(2019年製作の映画)

4.0

煙草スパスパふかして、一歩歩けば毒を吐かずにはいられないドヌーブがサイコー。NYから旦那付きで帰ってきた娘(ビノシュ)に向かって「昨晩は何回ヤッたの?」。孫娘がはじめの方リアルにヨソヨソしかった。自伝>>続きを読む

エヴァグレイズを渡る風(1958年製作の映画)

4.5

フロリダ自然保護区(湿地帯)の密猟一家VS鳥類学者の青年。密猟者が絶対悪なのでは無く消費する社会ありきで...はともかく対立する者達が争ったまま、なし崩し的に奇妙に和解していく様が如何にもこの監督らし>>続きを読む

ユー・キルド・ミー・ファースト(1985年製作の映画)

4.0

食卓には七面鳥。買ったばかりのハンドガン見せびらかすキチガイオヤジ。パンクスの彼氏をバカにされ、絵のセンスもバカな家族には理解できない。両親のSEXなど見たくも聴きたくもない。姉のヘアカットは山火事並>>続きを読む

フィンガード(1986年製作の映画)

5.0

ちんこシゴきながらデリヘルに電話するキチガイ。黒電話シブすぎ。デリ嬢は、ガチハマりのリディア・ランチ。オシャレ感ゼロの野蛮なファックからのフィストがっつり入ってビビる。今からイイトコ連れてってやるぜの>>続きを読む

四季を売る男(1971年製作の映画)

4.0

才能がない夢もない金もない。一番ないのは自尊心。日銭のため売るものもない。家族には馬鹿にされ続け居場所がない。そしてあらゆる事がつながっていない。音楽もない。多分どこかで既に死んでいたのだ。無を描こう>>続きを読む

悪夢のブラッディ・ウィーク(1989年製作の映画)

4.0

IMDbのトップレビューの方が「80年代はパラレルワールドかなんかで未だ進行中で、スラッシャーを作り続けているんじゃないか」と書いてたが、正にそんな感じ。当時見るより、今見ると妙に新鮮というか。

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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

『ミークス〜』のように彷徨い、『ウェンディ〜』のように足止めを喰らう。たどり着いたのは、『オールドジョイ』のような森の中。

晩夏、初秋、緑の中に枯れ葉。きのこ狩り〜出会う異人は裸。自給自足、というよ
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不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

4.0

お話はショートショート的な小話。『軽蔑』みたいな使い古しのオープンセットで撮ってると想像。尺の関係か、途中で撮影が頓挫したか何かで(想像だが)フェルナンド・レイのパートはほんの一瞬だけ。切り返しもツギ>>続きを読む

恐怖の足跡(1962年製作の映画)

4.0

主人公は教会のオルガン奏者。アップになると斜視が強調されて強い印象が残る。多分素人なんだろうなという感じの下宿の叔母さんも理不尽?にキレる神父もいい顔。セリフを「言ってます」って感じの演技と妙に端正な>>続きを読む

薔薇色のロレーヌ(1970年製作の映画)

4.0

髪は真っ白、肌も青白く歩くのがやっとのミシェル・シモン。助手?の男と大きなお家で二人暮らし。遠戚ですらない娘が居座り、男を連れ込むわ、パーティするわで大騒ぎ。ヨロヨロと歩くシモンが確信的なのに対して、>>続きを読む

宇宙のデッドライン(1960年製作の映画)

-

音無しでながめた。『禁断の惑星』を思い出したり。三角のモチーフは飛行機の形。顔で終わるのは『驚異の透明人間』。核拡散への警告。安い。

ガーデン(1995年製作の映画)

5.0

いきなりオッパイ出しちゃう人妻。仕事してる隣の部屋でSEX。ここにシコリが...とか言い出して。ニート主人公が親父に追い出され、じーさんの住んでた空き家と庭に住む。ベッドの下に鳥の巣、崩れ落ちる温室贅>>続きを読む

かもめの城(1965年製作の映画)

4.5

ジョルジュ・ドルリューの死にたくなるような美メロに載せたタイトルから、陰鬱な空気が漂う。グンネル・リンドブロムが出演しているがベルイマン作品はあまり関係ない。むしろ初期のポランスキー作品に近い感触。カ>>続きを読む

人妻ポルノ/慢性発情女(1972年製作の映画)

4.0

「君の事は愛してる。だが他の女にも興味がある。だから3人で寝よう」

フリーSEX。人類はもともと一夫多妻制だと。大体、小説家(映画の中のだよ)など、書いてる時とコいてる時以外は暇ブッこいてるので取り
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MAY -メイ-(2002年製作の映画)

4.0

いきなりブリーダーズ。TV版キャリーやってる女優さんだった。がんばってたし好感度高し。自傷行為が辛いし何するか分かんないのが割と怖い。映画は尺の割に展開が遅し。90年代引きずりつつ、斜に構えて悪趣味や>>続きを読む

濡れた恍惚(1968年製作の映画)

5.0

ナイトクラブでいつもの猟奇ショーからロブ=グリエ的迷宮へ。正直話が分からない。黒ツナギの下は全裸のジャニーヌ・レイノーに妖しい目つきのJ・テイラー。H.ヴァーノンと全裸バーテンのバーで芸術家の連想ゲー>>続きを読む

ラブ・ポーションNo.9(1992年製作の映画)

2.0

リケジョのシンデレラストーリーとモテない同僚の男の恋愛に行くまでが長い!というか一つ一つのシーンが雑!観客の興味が湧かぬうちにお話だけ進行してる感じ。同じシーンで着てる服が変わったり、ついてた手錠が外>>続きを読む

悪魔の入浴・死霊の行水(1972年製作の映画)

5.0

バートリ夫人のパートナーは吸血鬼!キャストの影響か全体的に高級感がありほど良くエロもあるゴシックホラー。鳩の血を胸に塗っても効果なく、怪我させた子供の血でテスト、さらってきた婦女子を旦那が2階で喉切り>>続きを読む

エロチカ・ポリス(1975年製作の映画)

5.0

ドラマのワンシーズン早回しで見てるようなスピード感と誰一人引かない狂躁ぶりが凄まじい。何というか物語がある様で全くないのが凄い。一つ一つのエピソードがエピソードのまま何にも結実せず終わる。あの母親の失>>続きを読む

Two Orphan Vampires(英題)(1997年製作の映画)

4.0

90年代になっても何も変わらぬローラン映画。もはやローラン映画は一つのジャンル。この映画の何処にも行き場のない孤児、夜の間だけ自由を享受する吸血鬼とは、ローラン自身の投影かと思ったりもする。廃屋のよう>>続きを読む

タイムリミット(2003年製作の映画)

4.0

マイアミの小警察署は皆半ズボン。勤務中にビールをラッパ飲み。不倫相手の殺人事件を嫁と一緒に捜査するという変な話。自分にマズい証拠をその場しのぎでゴマかすD.ワシントンがセコい!お友達(デンゼル映画でよ>>続きを読む

ザ・エロチシスト(1972年製作の映画)

3.0

『裸のチェロ』の彼か!エロコメというよりは政治風刺コメディでエロが少ない!ラウラ・アントネッリのシーンはほぼ終盤で、それ迄は、A.ベッリとアニタ・ストリンドベリのシーンがちょっとあるだけ。妄想のシーン>>続きを読む

フェイク・ガール 偽りの少女(2018年製作の映画)

2.5

テレビ向け90分枠の昼ドラだからこそ透けて見える民意。グループホームの娘が他人になりすまし家庭に入り込む。統合失調症の孤児が悪役なの?とか思う。健康優良児キャラの本物さんより、なりすましたサマンサの方>>続きを読む

ナインス・ハート(1978年製作の映画)

5.0

人形芝居の旅芸人=映画の作者だと気付いたのは終盤。沢山のエキストラ、贅沢な衣装、屋台や大道芸のテントなど凝った美術に対して撮影は驚くほどプリミティブでクレーンショットすら無い。マントで消える場面の編集>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.5

毎回の攻めてるんだか何だかの不条理(というか理不尽)劇。思い起こすと理不尽じゃない方が少ない。ある種のゲームか演劇の記録的な?ロールプレイング?原作改変でそっち方面でオチに批判あるかも。ん〜黙示録の〜>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

2.5

3時間半も時間取れないし、時間的に見れるのはこれしかなく消極的に選択したらシネコンで午後のロードショー。ビジュアルはまんま『インセプション』。風呂敷だけひろげて狭い世界観。未だ単調なバスト切り返しでシ>>続きを読む