ノワール雰囲気たっぷりのヘンテコ映画。登場人物の関係性が最小限しか描かれていないにも関わらず、ストーリーの時制をノーラン以上にいじっているので、誰が何のために動いているのかが異常に分かりにくい。
日本>>続きを読む
イメージビデオ的な長回しもあんまり効果的じゃないし、よそ者と地元住民の対立も明からさまだなぁと思ったけど、よそ者2人がメインになる所から面白くなって良かった。この車内長回しは濱口監督の十八番。
全体的>>続きを読む
おバカなリズムとおバカなテンポでバカ集合♪といった感じで、おバカなストーリーに巨大怪獣が大集合!これは巨大ヤンキー怪獣プロレス映画だ!!
前作同様、秘密国家組織とは思えないほどのスカスカセキュリティ&>>続きを読む
ロシア軍の勢力に徐々に侵食されていくマリウポリの姿を、まさにその戦場にいるジャーナリストが撮影した映像によって映しているけど、あまりの酷さにただただ驚いてしまう。
病院に運ばれた負傷者が遺体になってし>>続きを読む
3Dグラフィックデザイナーがある事件をきっかけにヤバい方向に進んでしまうという設定は面白いけど、主人公がいつから小児性愛者的傾向があったか(昔から?それとも今回で気づいた?)とか、髪型や雰囲気が似てい>>続きを読む
な…なんじゃあこりゃ〜🪨劇団員の不倫にまつわる話が延々と続くと思ったら、後半にまさかの展開に!不倫、舞台劇、宗教という虚構の上に重ねられる虚構。一体何が真実なのか…
結構シャマラン的展開なのに、最後ま>>続きを読む
12歳で亡くなってしまった両親との再会をエモさたっぷりに描いた作品。原作から主人公を同性愛者に変更した事で、亡くなった両親との価値観の違いを少しずつ埋めてゆくストーリーになっていったのは面白かった。鏡>>続きを読む
ヘンテコなのはリンダだけかと思いきや、お母さんも含めてみんな変!フランスの団地を舞台にした、ハイテンション団地ミュージカルだ!
「盗んだ鶏でメシ作る」という感じで、尾崎豊もビックリな不法行為が連発!ク>>続きを読む
「あの世」という観念的な空間を可愛いキャラクターたちで分かりやすく表現するのは、流石『インサイド・ベッド』のピート・ドクターだなと感じる。子どもの落書きみたいな平面的なキャラクターの動き方が面白かった>>続きを読む
ドイツの米軍駐屯地でプレスリーに見初められたプリシアをどこにでもいるティーンエイジャーの女の子として魅力的に描いている。当時のヘアメイクやファッションの再現も素晴らしい。
ただプリシラとエルビスのツー>>続きを読む
異国のリゾート地でメチャメチャにされる売れない作家を描いた本作。最初はこの国ヤバい!と思っていたら、実際にヤバいのはこの国にバカンスにやってきた富裕層という所が皮肉めいていて良き。富裕層たちの束の間の>>続きを読む
実話とは思えないほどの悲惨さ…実際はもう1人兄弟がいたんだけど、その弟も自殺してしまっているという酷さ…弟が4人全て亡くなってしまったケビンの気持ちを思うとなんとも言えない気持ちになる…
今作ではその>>続きを読む
人間の原罪を背負った、傲慢なプロメテウスの物語。
この映画では傲慢なオッペンハイマーが犯した3つの罪、「女性に対する罪」、「原爆に対する罪」、「アメリカ国家に対する罪(共産主義活動及び赤狩り)」が並行>>続きを読む
幽霊も含めて、登場人物がどうしてそういう行動を取るのかという描写が薄過ぎる。多分登場人物を無闇に増やし過ぎた事が原因だけど、フィービーと親子関係の描写が薄過ぎるせいでエンディングが全く盛り上がらない。>>続きを読む
アイスランドの圧倒的な自然に揉まれて、徐々に自分を見失っていくデンマークの牧師。
『沈黙』は日本の宗教観だったり、幕府の宗教政策が布教の妨げとなっていたけど、今作は兎にも角にもアイスランドの圧倒的な自>>続きを読む
24年ぶりにニューヨークで出会う韓国出身の男女。こういう展開でラブシーンが無いのが逆に新鮮。個人の運命よりも「縁」という前世も含めたカルマが前面に出てくるのが東アジア的だなと思った。
12年毎にイベン>>続きを読む
終わり方も含めて特に葛藤なくスルスル物語が進んじゃう感じはあるけど、子どもたちの一夏の冒険してとても微笑ましく見れる。
波の描写や自転車レースはとても躍動感があって素晴らしい!なんとなく宮崎駿の影響を>>続きを読む
これは凄かった…核戦争の恐怖をいくつかの密室とレーダー映像だけで緊迫感あるストーリーに見せてゆく演出が見事。
『博士の異常な愛情』と同じテーマだけど、あちらがブラックコメディなのに対して、こちらはサス>>続きを読む
ニュージーランドの美しい浜辺と入り組んだ沼地の中を運ばれるピアノの異物感が印象的な作品。未開の地に運ばれるピアノと言葉が話せない主人公が重ね合わされている。
ストーリー的には強引スケベからの不倫愛との>>続きを読む
やはり今観ると中国人なのに英語を喋っているのが違和感がある。だから溥儀と家庭教師のピーター・オトゥールの考え方の違いがイマイチ伝わってこない感じ。日本人は日本語の台詞。
溥儀の実の母や乳母への思い、あ>>続きを読む
主人公は売れない黒人の小説家。偽名で描いた偽のギャングスター小説がヒットしてしまうというストーリーがコメディ調で楽しい。
小説家の家族の話とかはほのぼのしてて肩肘張らずに見れる感じだけど、黒人のギャン>>続きを読む
天才数学者がある日パソコンに数列が現れた事をきっかけに、世界の隠された真実を表す完全な数式を巡って徐々におかしくなっていくという、ハイテンション陰謀論みたいなストーリー。
天才数学者結構最初から狂って>>続きを読む
ファンタジーSFでは無く、これはほぼ現代ドラマ。ヒーロー誕生神話にあるロマンみたいなものをとことん剥ぎ取っていくのが逆に面白い。
驚くほどにスパイスが無いけど、ヴィルヌーヴはほぼ決まっている運命に対し>>続きを読む
物語のプロローグでなんと原作者のメアリー・シェリー、夫のパーシー・シェリー、友人のバイロンが出てくるというメタ構造に驚き。そのメアリー・シェリーの口から実は『フランケンシュタイン』には続編があるという>>続きを読む
なんなんだコレは…何が映っているかは分かるけど、なんでこうなるのかは分からない!映像のパワーと雄大な音楽が印象的だけど、なんか全てが噛み合っていない!
主人公が「お市」という源氏名の風俗嬢&長距離ラン>>続きを読む
元々中国のドラマ原作があるという事で、ドラマっぽくはあるけどストーリー展開は面白かった。
だけど映像や演出にメリハリが無いので、最後までサクサクと進んでしまう感じ。長台詞の割には映像的な変化が乏しいの>>続きを読む
インパクト抜群のオープニングから舞台は地下施設へ。研究のためのゾンビ狩りが定期的に行われていて、今作ではゾンビとの戦いというよりは、閉鎖的な人間社会の様相とそこでの人間の業を描いたドラマが中心となって>>続きを読む
自分的にはかなり厳しかった…
『アーガイル』という物語の中の小説、味方、敵に誰1人プロフェッショナルがいなくて、全体的に幼稚。
後半の展開にはそういう事だったのか!という驚きはあるけど、いきなりなんで>>続きを読む
『TAR』もそうだったけど、家庭内で女性が権力を握った時にどういう関係性が生まれるかに焦点が当たっている所が今どきだったと思った。
こちらは刑事事件だけど、夫婦のすれ違いがどんどん大きくなっていく様子>>続きを読む
実話を元にした映画だけど、賢いけどイライラしがちな白人とどこか間が抜けている現地人という構図は既視感があって、コメディにするにしても古臭い感じがする。どこか『少林サッカー』感がするけど、ハリウッド映画>>続きを読む
おじいちゃんのスクラップブックのスライドショー。突然デカいBGMが流れてビックリするので結構不快。
コミュニズムを扱っているのは分かるけど、一つにまとまってる感じは無いので、アート作品としても中途半端>>続きを読む
木の葉を打つ雨の音など静かな環境音に包まれる映画。そこら辺の睡眠動画よりも眠気に誘われる事間違いなし。
バカンス前に冷蔵庫を空にする為、1人の男性が残り物で作ったスープを配るんだけど、その先でのなんて>>続きを読む
電車の中で寝過ごしてしまったお母さんが、自宅に帰る為に夜の街を歩いていく様子をちょっと離れた視点から捉える物語。
特に大きな事は起こらないけど、その場その場で一夜限りの関係性が出来る感じがほっこりする>>続きを読む
2人の女性が男たちとのしがらみを一つ一つ脱ぎ捨てていって、自由へと突き進んでいく感じが爽快なロードムービー。テルマとルイーズのそれぞれのキャラクター&男性観が違うのも面白いし、2人の関係が後半変化して>>続きを読む
ドラマ5話ぐらいでやる話をギュッとした感じで、なんか色々と無理があるストーリー展開が多い感じ。説明台詞も多いかな。
キャシーの未来予知描写がしつこい割には、あんまり強く無い敵がスルスルとターゲットを見>>続きを読む
3時間かけてホアキン・フェニックスが「僕が間違ってたよ、ママ〜!」っていう映画。スタート地点とゴール地点が一緒という、虚実が入り混じった悪夢の『オズの魔法使』っぽい。
それぞれのエピソードは面白いけど>>続きを読む