ぺんじん

ソウルフル・ワールドのぺんじんのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.3
「あの世」という観念的な空間を可愛いキャラクターたちで分かりやすく表現するのは、流石『インサイド・ベッド』のピート・ドクターだなと感じる。子どもの落書きみたいな平面的なキャラクターの動き方が面白かった。
夢と現実の間で揺れ動く弱気な中年男性が主人公なので、大人にこそ刺さる物語なんじゃないだろうか。
全体的に根が良い人しか出てこないので、人生を描くにしては教科書的な感じがするけど、「今・ココを生きる」という哲学的な話を子どもが分かるように優しく描けている所は素晴らしいと思った。
ぺんじん

ぺんじん